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興奮の涙 ページ20
ﾁｬﾝﾐﾝ「大丈夫ですか？」
驚いてチャンミンが声をかけてくれる
顔を上げると涙が頬をつたった
なんて言えばいいのかわからなくて
変に思われないようにと咄嗟に言い訳を考える
A「ごめんなさい。大丈夫です。なんか興奮しちゃって。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「……」
A「？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ふふっ。興奮って。それで泣いてるんですか？」
A「へっ？あの、違います。いや、違わないけど、興奮っていうか緊張してしまって。本当に。興奮したわけじゃないです。」
必死で弁解するから余計におかしくなってる
あぁーもぅ！なんで、興奮なんて言っちゃったんだろう。
これじゃ、ただの変態だと思われる
気まずくてしばらく下を向いたままでいた
恐る恐る視線を向けるとチャンミンがにやっと笑う
ﾁｬﾝﾐﾝ「僕に会って興奮したのはわかりました。
今回のことは本当にありがとうございます。また後で。」
席を立つチャンミンの顔はどこか満足気で、
今まで頭を下げてお礼を言ってたようには思えない
テレビで見るちょっと生意気で優しいマンネの顔だった
恥ずかしさで何も言えなくなってた私は
ただ彼の後ろ姿を見つめているだけで
また後での意味なんて、気にもしていなかった
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作者名：メイ
