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惨事 ページ2
みゆき「旅行、ありがとうね」
入国ゲートをくぐると急にみゆきが言った
A「何言ってんの。私が来たかったから一緒に来てもらったの！いっぱい楽しもう！あぁーおなかすいたぁー」
みゆき「うん。おなかすいたぁー」
大げさにおなかをさするみゆきがおかしくて、また２人で笑った
この時はまだ何も知らない私たちは
お昼ご飯の相談をしながらバス乗り場へと向かっていた
「キャー！キャー！！」
「ギャー☆＃●△※」
みゆき「んっ？なに？」
A「何かあったのかな？」
遠くから聞こえる悲鳴に気付いたときには、もう遅くて
耳を裂くような悲鳴にあっという間に飲み込まれ
何十人もの女の子たちに押されて、私はその場に倒れてしまった
手に持っていたお気に入りのバッグは女の子たちの足によって運ばれ
着ていたワンピースもぐちゃぐちゃ
状況が飲み込めず呆然としている私に
みゆき「A、大丈夫！？」
驚いて涙声の親友の声がやっと聞こえた
A「大丈夫…じゃない気がする…」
ボロボロの自分の状況を理解するのに少し時間がかかった
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作者名：メイ
