第五十一話 手強い ページ16
周りの目はやっぱり気になるので違う場所に移動した
カフェだったら怪しまれないかな…
逆に人が増えるかもしれないが、さっきの様に言う人は少ないだろう…
奥側の席に座り、無一郎に電話をかける
もしも何か言われたら即電話を切ろう
ちょっと怖いからなぁ…
プルル___「A?」
早っ!!
かけて2秒くらいで無一郎が電話にでた
『あ…うん。ちょっと話したいことがあって。
今、大丈夫?』
無一郎「うん。大丈夫。」
『この前胡蝶さんにモデルやらないかって言われたでしょ?』
無一郎「あー…ね。それで?どうしたの?やるの?A。」
無一郎は気になってしょうがない様子
まるで餌をもらう前の犬のようだ
早く…早く…という気持ちが電話越しでもわかる
『モデルは…やらな__「何で?」え…。』
無一郎「何でやらないの?」
被せてこないで!!まだ言い終わってないよ!
それにちょっと食い気味なの何で?
これは胡蝶さんよりも手強そうだ…
『それは…嫌だから…。』
少し違う気もするがあんまりややこしい事を言うと面倒くさい事になる
なんせ無一郎だからな
無一郎「ふぅん…。」
聞いてきたのにその反応!!
流石に酷くない!?
『でね…まだ続きがあって…。』
無一郎「うん。」
『私……歌手やろうかなって考えてるの…。』
無一郎「………………………は?」
胡蝶さんよりもめっちゃ間が長い
それにその「は?」の圧が電話越しでもわかる
これはお説教タイムか…?
無一郎「どういう思考回路でそうなったの?頭正常?大丈夫?」
『ねぇそれ言いすぎじゃない?』
無一郎「胡蝶さんは何て?まさか…''いいですよ''なんて言ってないよね?」
『そのまさかだよ。まぁ確実に決まった訳ではないけど。』
はぁぁぁぁ……と随分長いため息をつかれる
やっぱ無一郎に言わなければ良かったかも…
無一郎「まぁいいや…。どうせあの人もオッケーするだろうし…。
はぁ…甘すぎるよ…。」
『そんな事言われたって…。』
二度目のため息をつかれる
無一郎「じゃあAが歌手になったら僕がマネージャーやるね。
胡蝶さんに伝えておく。」
『え?無一郎がマネージャー?えっ!?』
無一郎「うん。じゃあまたね。」
『ちょっ待って!!無一__プツッ
何か勝手すぎない!?
それに無一郎がマネージャーって…
えぇっ!!?
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雪名零(プロフ) - 日月さん» グッバイ宣言いいですよね!!私も大好きで夢主ちゃんに歌わせたかったんですよね(笑) 日月ちゃんありがと!完結に向かってるから、最後までよろしくね(はぁと (2021年3月25日 11時) (レス) id: efe191c876 (このIDを非表示/違反報告)
日月(プロフ) - グッバイ宣言!いいですよね!私も大好きです!本気でハマってた時はそれしか聞いてなかったなwいつも面白いお話ありがとうございます!更新頑張ってくださいね!応援してます! (2021年3月24日 21時) (レス) id: c4281a1439 (このIDを非表示/違反報告)
雪名零(プロフ) - いろはさん» ありがとうございます!!これから更新ペース早くしますね!頑張りますっ!!!! (2020年12月29日 12時) (レス) id: efe191c876 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - 面白いですね!更新頑張ってください! (2020年12月28日 23時) (レス) id: 88cee06acb (このIDを非表示/違反報告)
雪名零(プロフ) - すみれさん» 私は甘党だから甘いパンを食べたいな笑 あの3人が作ってくれたのだったら絶対食べる(此方も確信) (2020年11月5日 20時) (レス) id: efe191c876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪名 零 | 作成日時:2020年10月18日 12時