アイドルの君とまだアイドル嫌いな私【鬼滅の刃】

第五十話　いいですよ ページ15

胡蝶「…………はい？」


なんとも長い間だ…
これはまずいぞ……


胡蝶「すみません。もう一度言っていただいていいでしょうか？」

『えと…歌手を…やりたいです…。』

胡蝶「…………。」


無言になってしまった

あああぁぁぁあ！！すみませんすみませんすみません…(以下略)



『すみません…なかった事に＿＿＿「わかりました。」…え？』

胡蝶「社長にそう伝えておきますね。」


胡蝶さんの言葉はとても優しいものだった
しかも…社長に！？


『え！？いいんですか！？』

胡蝶「はい。いいですよ。」

『え、あの、ありがとうございます！』

胡蝶「ええ。最初はビックリしましたが…。」


そう言うと胡蝶さんはクス…、と笑い



胡蝶「それでやってくれるのなら…いいと思い。」

『あ…あの…。』

胡蝶「きっと社長もいいと言ってくれると思います。あの方はとても優しいですしね。」

『本当にありがとうございます！！』



もう充分ですよ、と胡蝶さんは少し困ったように言った
ありがたい…

こんなワガママを聞いてくれるなんて…



胡蝶「結果が決まり次第お伝えしますね。」

『はい！わかりました。』

胡蝶「では。」


プツッ…とそこで電話が切れた


『よ、よかったぁ〜…。』


安心したのか足の力が抜けヘナヘナ〜とその場に座り込んだ

周りからは「別れ話でもしたのか？」「あらやだ…。」などと声が聞こえるが気にしない気にしない…



さて…次は無一郎だ

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