アイドルの君とまだアイドル嫌いな私【鬼滅の刃】

第四十六話　ニヤ郎 ページ11

無一郎「胡蝶さん。連れて来たよ。」

『こんにちは。』

胡蝶「こんにちは。」



胡蝶さんという人は優しく微笑んでくれた

綺麗な人だなぁ…



じゃなくて…無一郎……手を…



胡蝶「時透さん。ありがとうございます。
　 ……あら？」


最悪なパターンだ

胡蝶さんに見られたぁぁ！！！



『あっいや違うんですよ！！無一郎っ！』



胡蝶さんは私の慌てぶりを見てクスクスと笑っている


無一郎はニヤニヤ…


私は…というと急いで手を振り払った


そりゃもうブンッ！と音がつくくらい


何か誤解をしていらっしゃるよ胡蝶さん！！



無一郎「慌てすぎだよ。」

『当たり前でしょ。』



相変わらず無一郎はニヤニヤ…ニヤニヤ…
ニヤ郎って改名した方がいいと思う(ネーミングセンス



胡蝶「まぁ私はいいですよ？初々しいです。」

『それが誤解なのですよ！！』



あら、違うんですか？とキョトンとした顔になっている
ごめんなさい違うんですよ…



無一郎「でも昔は『胡蝶さん。私に何か？』ねぇA…。」



きっと無一郎はあらん事を言おうとしてたに違いない

少なくとも言ってほしくはない事


ね？無一郎


ジト…と私を睨んでますけども



胡蝶「えぇ…。二人共、此方へ。」



胡蝶さんは白い椅子に私たちを促せた
前には白いテーブル、その上に資料が乗っている



胡蝶「実は…えっと…。」

『あ、AAです。』

胡蝶「Aさんですね。今日お呼びしたのは…



　 モデルをAさんにやっていただきたいからです。」

「『え！？』」





何と人生初のスカウトだ

第四十七話　よく考えて→←第四十五話　久しぶり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す