歪み (ページ7)

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秘密…？私に秘密なんか…

「私に秘密なんかありません！あなたたちがなんの事を言ってるのかわかりませんけど私には秘密なんてものはないんです！」

WN「へぇ…シュアヒョンあれ見せてあげたら？」

ウォヌさんに促されジョシュアさんがポケットからなにかを取り出した。

JS「これ見てもまだなんのことか分からない？自分には秘密はないって言い切れるかな？」

「………………」

ジョシュアさんが私に見せてきたのは私が練習生なりたての時の写真。

二人の男の人に挟まれて布団で隠れてはいるがなにも羽織っていないのが分かるように写っていてその写真の傍らにはお酒が写っていた。

MG「Aちゃんこの時まだ未成年だよね？こんなことしちゃってたんだ」

「ちがうっ、それはっ」

確かに写真に写ってるのは私で間違いない。

でも私はお酒を飲んでもいないしその後のこともなにもしてない。

JH「違うって言われてもね～、こうやって証拠があるんじゃ」

でもどうしてSEVENTEEN先輩がこの写真を持ってるの？

「どうして…どうしてこの写真をあなたたちが持ってるんですか？！この写真はもう存在しないはずなのに！」

HS「どうしてか知りたいの？」

WZ「君のとこの社長さん、俺たちに君を売ったんだよ。君のことを有名にさせるために」

どういうこと？社長が私を売った？

SC「Aちゃん、練習生期間長かったんだよね？で、今回やっとデビューできることになった。そこでAちゃんのとこの社長さんはひとつの手に出た。ようするに俺たちと取引をしたんだよ」

JS「この写真を理由にAちゃんのことは好きにしていい。その代わり、僕たちが宣伝や共演とかをして知名度を上げてAちゃんを有名にさせる」

SC「これが俺たちSEVENTEENとAちゃんのとこの社長さんがした取引内容ってわけ」

なんでそんなこと…あの優しくて私のことをいつも応援して支えてくれた社長が私を…売った…

なんでよ…私一人の力じゃ有名になれないと思ったってことなの…？

私は事務所の売名行為の道具にされたってこと？

WN「だからこれから毎日夜はここで過ごしてもらうよ。だけど安心して、朝にはちゃんと帰してあげるから」

私はひどく混乱していて、言われたことすべてを理解できなくて呆気にとられてしまった。

これから始まる毎日を考えると体の震えが止まらなかった。

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