五廻目 独りの狩人 ページ6
ウリエルside
ー七年後ー
ウリエル「何かいいクエストはあるか？」
「あ、ウリエルさん！今日あるクエストはこちらです！」
ウリエル「リオレイアとリオレウスの討伐にするぜ。」
「はーい。ウリエルさんなら大丈夫だと思いますが、気をつけてくださいね！新しいクエスト仕入れておきますので！無事、帰ってきてくださいね！」
クエストカウンターのお姉さんに手を振られる。俺はそっと微笑んで手を振り返した。
そしてクエストへと出発した。
「おい、見たか？ウリエルさんが笑ったぞ？」
「俺、笑ったところ初めて見た・・・！」
「いつも無表情だからなんだか新鮮だったな。」
「すげぇよなぁ、あんな若いのに沢山のモンスターを相手にしてるんだよなぁ・・・」
「古龍とも戦ってるんだぜ？」
「確か、今２２歳だろ？」
「なぁ、あの人っていつハンターになったんだっけ？」
「噂で聞いた話だと十歳って聞いたな。」
「十歳？！」
「あぁ。それにしても、なんでパーティを組まねぇんだろうな。」
「ずっと一人だよな。たまにオトモアイルー連れる位。」
「ソロが好きなのか？」
「さぁな。何か深い理由があったりするんじゃね？」
「あー、美人だよなぁ、あんな美人な女そう居ねぇよなぁ・・・」
集会所の酒場ではウリエルの話でいつも盛り上がっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウリエルside
『嫌だっ・・・嫌だっ・・・！！死にたくない！！』
リオレイアが転ぶ。
俺の身体が少し震えていた。
俺は息を吐いて血がついた双剣のつかを握りしめた。
俺はリオレイアに双剣を振り下ろした。
悲鳴が響き渡る。
リオレイアはよろけながら目を閉じ口から血を出したリオレウスの側に歩み寄った。
そしてそのまま側に倒れこんだ。
俺は深呼吸をしてリオレイアとリオレウスの剥ぎ取りをした。
俺は十五歳の時からモンスターの声が聞こえる。
何故聞こえているのかは分からない。
最初はあんまり気にしてなかったが、狩りをしていくうちに気にするようになった。
声なんて聞こえなければ、こんなに辛い思いをして狩らなく済むのにといつも思う。
集会所に討伐の報告をしてその日は家に帰った
家のベッドに寝転がる。
早く、彼奴を殺したい。
俺は仇のゴア・マガラを殺したい。
彼奴を殺すためにどんな強い相手でも戦ってきた。
ずっとソロで戦ってきた。
それは二度と誰かを失わないためだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
化け物愛好家アコ(プロフ) - シャガルマガラが大好きな夢見る女の子にはとても俺得……！更新頑張ってください！ (2019年12月5日 7時) (
レス) id: 4059712eb5 (このIDを非表示/違反報告)
エルトマト(プロフ) - 以後気を付けます。 (2019年8月30日 16時) (レス) id: f55c4f4836 (このIDを非表示/違反報告)
エルトマト(プロフ) - 大変失礼しました。すみません。 (2019年8月30日 16時) (レス) id: f55c4f4836 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月30日 15時) (レス) id: 008b9a2e9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エルトマト | 作成日時：2019年8月29日 10時
