【ヒロアカ】目が覚めたら路地裏でした。取り敢えず、誰か助けろ下さい。【文スト】 (ページ6)

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血が五滴ページ6

「っぁ～これ完璧貧血だわぁクラクラするわぁ倒れるわ～、あ～あダメだダメだなんも考えられないクソ」

『マスターごめんね…？』

申し訳なさそうにナナが謝ってくる。

「いーや、助かったし結果オーライだから別にいいよ。んでも疲れた。血はあげられないけどちょっとそこら辺見張っててくんないかな。」

しょんぼりとした様子で頷くナナを見て目を閉じる。頭ガンガンする。うわ～～～これなんかあったとき動けるかな。

『あ、あ！ならぼくがやるよ！』

「おぉうルリ、元気いいな。血はあげらんないけどナナと一緒に行ってきな。」

『うん！』

ルリはナナと同年齢の男の子だ。
本当なら血から創られるのだが、今回はそこまで余裕がない。触れやしないが見える、まぁ簡単に言えば霧のようなもので、自由に動くことが出来る。ナナとルリは談笑しながらその場を離れた。

「はぁ…」

まずここはどこだ。
血が足りないせいで頭が働かない。見つかると不味いので取り敢えず路地裏に来た。
ここはナナとルリに任せて一眠りしようかなぁ。というかする。ダメだもう意識がぼんやりとしてる。
誰か来たら二人が知らせてくれるだろうし、そもそも人の気配で起きられるはずだ。

明日、俺大丈夫かなぁ…

暫くうとうとしていたが、限界が来たのかそこから俺の記憶はない。