【ヒロアカ】目が覚めたら路地裏でした。取り敢えず、誰か助けろ下さい。【文スト】 (ページ3)

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血が二滴ページ3

あんなグダクダ茶番やってる暇なんてなかった。

まず動かないと。

後ろの死体は…いいか。市警ぐらいなら上手く撒けるし。

立ち上がってみる。
普通に体動くし、やっぱ飛ばすだけの異能なのかな。

体に異変はないし、いざ歩こうとしたとき、ポタって音がした。

・・・

え何ポタって。
地面を見てみると、なんか血溜まりが出来ていた。

慌てて自分の体を見てみると、脇腹に切り傷があった。

うわ、どーりで痛い訳だ。

さっきまではそんな感じなかったけど、自覚するともっと痛くなったわ。ほんと不思議。

てか服まで血だらけやん。どうなのこれ。

…まぁいいか！異能使うのには便利だし！

「♪～」

つい最近覚えた歌を口ずさんでいると、どうやら広い道に出たらしい。

案外早かったな、なんて思ってたら、ポンっと肩を叩かれた。

「…は？」

「君、なんで血だらけなの？」

肩を叩いたのは、トカゲのような顔をし、しかも誰が見ても大分イタイ格好をしていた。

「いや、これは…」

いい言葉が思いつかない。
てか何でトカゲなんだよ！！

しかも俺は戦闘要員なんだって！！！頭脳戦は苦手なのに！

「っ、チ！」

もう戦うしかない。
てか何でお前トカゲなんだよ！！(２回目)

回し蹴りをくらわす。周りから小さく悲鳴が聞こえた。
威力は弱めたんだけど、俺はあんまり体術は…。

俺はナイフか銃なんだよなァァ！！覚えとけ！テストには出ないけどなァァ！！！！