56話 人影 ページ18
？「え、佐々木先輩と結城先輩って付き合ってないんですか！？」
里佳子「今のところね〜。まぁ実際、付き合っててもおかしくないんだけど」
？「あれで付き合ってないなんて信じられない…」
それは部活見学の日のあの発言
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(直也「俺はAが一番だから」)
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この言葉を2年生の名月が偶然聞いていたらしいのだ。
名月曰く1年生の頃に初めて会った結城はほとんど感情を出さなかったのだが、ある日を境にAの前ではよく様々な感情を面に出すようになっていた。
そのため二人は付き合っているものだと思っていたようだ。
里佳子「いやー、まぁあれは誰が聞いてもそう思うよね」
名月「もうあれ告白ですよね」
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「…付き合って…ない」
里佳子と名月の会話に聞き耳を立てる人影が一つ
ぼそっと呟くように吐き出した言葉はどことなく嬉しさが滲み出していた。
「うそ…これってまだ…にもチャンスあるってこと…」
壁にもたれかかりながら座り込んだその人影は、口のにやけを隠すように両手を持っていく。
更衣室に忘れ物を取りに行ったとき、突如聞こえてきた二人の会話に更衣室のドアノブから手を放し気づかれないように聞いていたのだが…
まさかこのような情報を手に入れられるとは思っていなかった。
里佳子「あ、そういえば名月ちゃんさー…」
「！」
更衣室内の足音がドアに近づいてきたのに気付いたのか、そそくさとその場を後にする。
そのあとすぐにドアの開く音が響いた。
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名月「…どうしたんですか先輩？」
里佳子「…ううん、なんか誰かいたような気がしてさ…」
名月「え、ちょっとやめてくださいよ！」
里佳子は改めて左右を見渡した後、また更衣室に入るためにドアノブを手前に引いた。
里佳子「ごめん。やっぱり気のせいだったみたい」
名月「もー…勘弁してください…」
静かな廊下にドアの閉まる音だけが響いた。
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白銀の九尾、白火@ルア - わふー！久し振り！読んだぜ！訳あって携帯だけど気にすんな！流石鈴臨だね♪また更新楽しみだよ！ (2014年2月27日 8時) (携帯から) (
レス) id: fe3c4aef14 (このIDを非表示/違反報告)
ふわの*(プロフ) - 「丁重にお断りさせて頂きます」黄瀬が黒子っちにフられたトコですねｗ (2013年8月18日 19時) (レス) id: f6dd477fe8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴臨 - ありがとー！！これまで見てくれてありがとね！！続編も頑張りますっ！ (2013年2月28日 21時) (レス) id: dcd8aaebcc (このIDを非表示/違反報告)
白銀の九尾、白火 - イヤー><！！続編おめでとう♪コメントも評価も、僕が一番なんだ！！頑張ってねー！ (2013年2月28日 17時) (レス) id: 57862f179e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴臨 | 作成日時：2013年2月27日 21時
