恋をしたのはアイドルでした。

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Aside

紫耀さんと駅でバイバイをして、お母さんの車に乗り込んだ。



「A！！なんばしよっと！心配したとよ！」



お母さんは、そう言いながら涙を流した。



そして、私をギュッと抱きしめた。




「帰ってきてくれて、ほんとによかった…」









心配かけてたんだなぁ…

ごめんねお母さん。









でも、本当に怖かった。今でも思い出すと震えが止まらない。


あのとき、もし紫耀さんがいなかったら？





私は、ここにいないかもしれない。









あっ！紫耀さんにL○NEしなきゃ！



あわてて、携帯を開く……









が、充電切れだった…








忘れとった…。

はやく、家に帰って紫耀さんに連絡したいなぁ。









助けてくれたからかな？



紫耀さんが頭から離れない。

あの笑顔があの声が。









こんな気持ち初めて。









そんなことを思っていると、無事に家に着いた。




私は、急いで携帯を充電器に繋げた。



そして、紫耀さんのIDをいれる。


すると出てきた『sho』の文字。
嬉しくて、胸が高なった。



紫耀さんに「こんにちは！Aです！」

と送ると、すぐにピロリン♪っと音がなって、「こんにちは！紫耀です！」という返信がきていた。

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