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学校に行くと、「おっはよー!」っていうしずくの元気な声が聞こえてきた。
「おはよ。朝から、元気やね、笑」
しずくと、話していると、床にうつる大きくて細いかげ。
「お二人さん、おはよー。」
寝ぼけたような声。
でも、高い声のまま。
すぐに分かる。この人が誰なのか。
でも、私は顔も見ずに走って教室へ向かった。
そのあとも、話しかけられても、違うところへ行ったり、話をそらしたりして、廉から逃げてた。
.
でも、よりによって、今日も私だけ居残り…
なんで、いっつも呼び出されるの!!
.
教室に帰るとまた、廉がいた。
私は、見なかったふりをして、急いでバックを取りに行った。
「A。待ってや。」
廉に腕を掴まれる。振りほどこうとしても、離れない。
「離して。」
廉を睨むと、廉は悲しそうな顔をした。
そんな顔しないで…
「ごめん。」と言って、帰ろうとしたとき、廉に後ろから抱きつかれる。
「なんでや。なんで、謝るん。謝るくらいやったら、俺から離れて行かんといて。」
廉の悲しそうな声が耳元で聞こえる。
「俺、気づいたんや。Aがおらんくなってから、全然学校が楽しくないねん。Aに、避けられると悲しくて、寂しいんよ。」
そんなこと言わんで。
寂しいとか、言わんで。
「俺には、Aが必要やねん。
俺、ずっと前から、Aのこと……」
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めい(プロフ) - ルーナさん» そんな、言っていただけて嬉しいです!!これからも頑張っていきますね♪ (2017年1月21日 20時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - 一番好きな作品です。これからも楽しみにしています。 (2017年1月21日 18時) (レス) id: e8e81fad63 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - さやかさん» ほんとですか!!良かったです♪ぜひ、『恋をしたのはアイドルでした。2』も見てみてくださいね! (2017年1月19日 18時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 方言が一緒なんでめっちゃ読みやすいです(*^^*) (2017年1月19日 15時) (レス) id: 87d87e3e0f (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - めいぷるさん» ありがとうございます!!続きは楽しみにしててくださいね、笑頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年1月17日 21時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りの。 | 作成日時:2017年1月11日 19時