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「A…なにがあったんか、家ん中入って話してもらってええ?」
俺の腕の中にいるAは、コクっと首を縦にふった。
俺は、Aを家の中に入れて、ソファーに座らせた。
「A?なにがあったん?」
俺がそう言うと、Aは、苦しそうな顔をしてうつむいた。
「ごめん。落ち着いてからでいいで?」
そう言って、ソファーから立とうとすると、Aの細い手に腕を引っ張られた。
「行かんで…そばにおって。」
いつもは、敬語なのにたまに出てくるタメ口にドキドキしてしまう。
「分かった。ずっと、そばにおるで?」
そう言うと、Aは、安心したように笑った。
しばらくたつと、落ち着いたのか、
「ちゃんと話します。今日、あったこと。」
と話した。
Aは、涙をふいて、かばんをあさりはじめた。
すると、カバンから出てきたのは、ボロボロになったネックレス。
「これって…」
俺がそうつぶやくと、Aは、また涙を流した。
「ごめんなさい。紫耀さんからもらった大切なものなのに…」
「ええよええよ。でも、どうやったらそんなにボロボロになるん、笑」
俺がそう言うと、Aは、ちょっと、ためらったようにしゃべり出した。
「踏まれました…」
「えっ…」
踏まれたって…まさか、いじめ?
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めい(プロフ) - ルーナさん» そんな、言っていただけて嬉しいです!!これからも頑張っていきますね♪ (2017年1月21日 20時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - 一番好きな作品です。これからも楽しみにしています。 (2017年1月21日 18時) (レス) id: e8e81fad63 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - さやかさん» ほんとですか!!良かったです♪ぜひ、『恋をしたのはアイドルでした。2』も見てみてくださいね! (2017年1月19日 18時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 方言が一緒なんでめっちゃ読みやすいです(*^^*) (2017年1月19日 15時) (レス) id: 87d87e3e0f (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - めいぷるさん» ありがとうございます!!続きは楽しみにしててくださいね、笑頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年1月17日 21時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りの。 | 作成日時:2017年1月11日 19時