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次の日、元気よくあいさつをしてくれた廉を思いっきり、無視してしまった。
休み時間も。お弁当の時も。
廉がいないのがこんなにも寂しいなんて、知らなかった。
ずっと、廉と一緒にいたんだなぁと気付かされる。
でも、仕方ないんだ。
廉のためだから。
ずっと、そうやって自分に言い聞かせた。
しずくは、「なんで?」とは聞いてきたが深くは、聞いてこなかった。
廉と話さなくなったからか、『消えろ』という手紙や、もの隠しもなくなった。
廉と話さなくなって、数日。
「はやく、帰らなきゃ…」
先生に呼び出されて、帰るのが遅くなり、クラスには私だけになってた……
.
はずだった。
「廉…」
みんなとっくに帰っている時間なのになぜか廉だけが教室に残っていた。
「俺、Aのことずっと待ってた。
なぁ、なんで俺のこと避けるん?」
悲しそうな顔をして私を見つめる廉。
胸が苦しくなった。
「避けてないよ?」
そう言うと、廉は「フー」と息を吐いた。
「この話、やめよか。楽しい話しようや!」
廉は、笑って私に話しかけた。
ずっと、避けてたのに、なんでそんなに優しくするの。
「さっ!帰るで?」
私は、久しぶりに廉と帰った。
「この前のドラマ見た!?」
「ちょっ!おまっ…それ、俺まだ見てへんからネタバレしたらあかんで!」
私たちは、すっごいたくさん話した。
まさか、見られていたとは知らずに…
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めい(プロフ) - ルーナさん» そんな、言っていただけて嬉しいです!!これからも頑張っていきますね♪ (2017年1月21日 20時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - 一番好きな作品です。これからも楽しみにしています。 (2017年1月21日 18時) (レス) id: e8e81fad63 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - さやかさん» ほんとですか!!良かったです♪ぜひ、『恋をしたのはアイドルでした。2』も見てみてくださいね! (2017年1月19日 18時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 方言が一緒なんでめっちゃ読みやすいです(*^^*) (2017年1月19日 15時) (レス) id: 87d87e3e0f (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - めいぷるさん» ありがとうございます!!続きは楽しみにしててくださいね、笑頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年1月17日 21時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りの。 | 作成日時:2017年1月11日 19時