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家に着くと、繋いでいた手が離された。
「じゃあね。また、いつでも遊びにおいでや。」
そう言って、紫耀さんは帰っていった。
その後ろ姿がかっこよくて、でも、離れていくのが悲しかった。
ずっと繋いでいた、紫耀さんの手の温もりがまだ残っていた。
おっきな手だったな。
そんなことを思いながら、布団にもぐりこんだ。
学校にも、何日か通い、慣れてきた。
今日、学校に行っていると、門の前で囲まれている廉を見つけた。
朝から、モテモテですなぁ…廉さんは。
てか、ちゃんと笑えてないよ?廉…笑
そう思って、笑いながらその横を通ると、ガシッと腕を掴まれた。
「ちょっ…お前、逃げる気か!?」
廉が私に耳打ちをしてきた。
「逃げるって…廉が勝手に囲まれてるだけでしょ!?なんで、私が助けんばわけ!?」
「Aって、そんなにひどい人やったん…俺、Aのことみそこなったわ。」
廉が、冷たい目で私を見る。
「みんな、ごめんね。この子がどうしても俺に話したいことがあるんやて。やから、ちょっと、行ってくるわ。」
廉がそんなことをいうから、女子からの冷たい視線が一気に私に集まる。
「ちょっ…廉…」
廉は、私の話を一切聞かず、私の腕を引っ張った。
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めい(プロフ) - ルーナさん» そんな、言っていただけて嬉しいです!!これからも頑張っていきますね♪ (2017年1月21日 20時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - 一番好きな作品です。これからも楽しみにしています。 (2017年1月21日 18時) (レス) id: e8e81fad63 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - さやかさん» ほんとですか!!良かったです♪ぜひ、『恋をしたのはアイドルでした。2』も見てみてくださいね! (2017年1月19日 18時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 方言が一緒なんでめっちゃ読みやすいです(*^^*) (2017年1月19日 15時) (レス) id: 87d87e3e0f (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - めいぷるさん» ありがとうございます!!続きは楽しみにしててくださいね、笑頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年1月17日 21時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りの。 | 作成日時:2017年1月11日 19時