~2~ ページ3
コツ…コツ…コツ…
私が止まると、後ろの足音も止まる。
これは、絶対に誰かがついてきてる。
私、誘拐されちゃうの?
まだ、したいこといっぱいあるよ…
私は、気づいたら、ひたすら走ってた。
中学校では、陸上部だったから、足には自信があった。
でも、だんだん足音は、近づいてくる。
恐怖に押しつぶされながら、私は曲がり角を曲がった。
ドンッ
誰かにぶつかった。暗くて顔は見えなかったけど、甘くていい香りがした。
「助けて…」
私は、声になるか、ならないかくらいの声で助けを求めた。
その人は、私を軽々く持ち上げると、ちょっとした隙間に私を入れた。
すると、すぐに「ハァハァ」という男の声が聞こえてきた。
怖くて、怖くて、震えが止まらなかった。
見つかったら、どうしよう…
でも、男の声と足音は、だんだん小さくなっていった。
「もう、ええで?怖かったな?」
そう言った、お兄さんの声があまりにも優しくて、すごく安心して、涙が止まらなくなった。
お兄さんは、私の頭をなでて、ギュッと抱きしめた。そして、背中をなでてくれた。
それに、安心したのか、スッと意識がなくなった。
288人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めい(プロフ) - ルーナさん» そんな、言っていただけて嬉しいです!!これからも頑張っていきますね♪ (2017年1月21日 20時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - 一番好きな作品です。これからも楽しみにしています。 (2017年1月21日 18時) (レス) id: e8e81fad63 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - さやかさん» ほんとですか!!良かったです♪ぜひ、『恋をしたのはアイドルでした。2』も見てみてくださいね! (2017年1月19日 18時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 方言が一緒なんでめっちゃ読みやすいです(*^^*) (2017年1月19日 15時) (レス) id: 87d87e3e0f (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - めいぷるさん» ありがとうございます!!続きは楽しみにしててくださいね、笑頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年1月17日 21時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りの。 | 作成日時:2017年1月11日 19時