~13~ ページ14
私たちが走っていると、たくさんの人が並んでいる列が見えた。
「あっこ、体育館とちゃう?」
私たちは、急いでそこへ向かった。
「おい!お前ら、1年生だろ!急いでこっちにこい!」
体のごつい先生が私たちの方を見て、怒鳴った。
「永瀬くん…めっちゃ、怒っとらすよ、あの人。」
「大丈夫や。一緒に怒られたら、そんな、怖くないで。笑」
そうやって、永瀬くんは、白い歯を見せて笑った。
私たちは、無事に入学式に出ることができた。
でも、その後二人でこっぴどく怒られた。
「入学そうそう、やってもうたなぁ…」
永瀬くんは、「アチャー」という顔をしながら歩く。
永瀬くんと隣にいると、なぜか視線を多く感じる。
イケメンだから?
やっぱり、永瀬くんはモテるんだろうな。
「あっ!そういや、Aと俺同じクラスでよかったな!」
「そうだね。永瀬くんと同じクラスだと心強い!」
私がそう言うと、なぜか気にくわないような顔をした。
「A…廉って呼んでや。」
なんじゃその顔は…
最高かよ。
「れっ…廉くん。」
「あかん。廉や。くんは、いらん。」
「廉?」
なんだか、恥ずかしかったけど、嬉しそうな顔をする廉を見て、こっちも嬉しくなった。
288人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めい(プロフ) - ルーナさん» そんな、言っていただけて嬉しいです!!これからも頑張っていきますね♪ (2017年1月21日 20時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - 一番好きな作品です。これからも楽しみにしています。 (2017年1月21日 18時) (レス) id: e8e81fad63 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - さやかさん» ほんとですか!!良かったです♪ぜひ、『恋をしたのはアイドルでした。2』も見てみてくださいね! (2017年1月19日 18時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 方言が一緒なんでめっちゃ読みやすいです(*^^*) (2017年1月19日 15時) (レス) id: 87d87e3e0f (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - めいぷるさん» ありがとうございます!!続きは楽しみにしててくださいね、笑頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年1月17日 21時) (レス) id: 8f770c2247 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りの。 | 作成日時:2017年1月11日 19時