テスト勉強(大) ページ31
大倉side
「大倉ぁ！！待たんかぃ！」
「信ちゃん待って！落ち着いてぇー！！」
おはようございますこんにちはこんばんは。
大倉です。
信ちゃんに追われてます。
リアル鬼ごっこです。
(只今部室前で捕まりました。)
「大倉、お前なぁ〜やる気ないのもええ加減にせえよ！」
鬼の形相で一枚の紙を突きつけてくる信ちゃん。
紙には俺の名前。
それから、その隣に0の数字。
「せやで大倉！いくらテスト勉強してへんからって流石に名前だけ書いてあと空欄とかダメやろ！」
「ヨコ、お前は空欄全部埋めて英語0点やったで。」
「！？！？！？！？」
「いや、英語はひなも相当やろwww」
「すばる、お前"5文字で答えよ"に"何でですか"って返すのやめぇや。担当の国文先生めっちゃ怒っとったで。」
「アホか！俺は問題のもっと奥深く、哲学的な部分まで加味して質問に答えて……「いらんわそんなもん！！」
「まぁまぁ、そんなプンプンしたらあかんで信ちゃん！」
「まる…お前も小論何とかならんか…？聞いたことないような擬音が多すぎて採点しづらいねん…」
「急に真顔で注意してくるのやめてやぁ！深刻さが増すやんかぁ〜！」
「お前ら全員、揃いも揃って深刻や！来週の土曜には再テストやからな！」
「「え、俺(僕)らも？」」
「やす、亮…！いや、お前らはかなり良い成績やったで！！まじでコイツらに勉強教えてやってくれ……」
テスト期間は部活禁止なのに、何故か全員部室にいる。
信ちゃんが項垂れてやすと亮ちゃんに縋っているのを横目に、俺は突きつけられたほぼ白紙の紙を見つめた。
「いややなぁ。」
俺、こういうのほんま嫌い。
点数付けられるやつ。
名前の隣の点数だけでその人の全てを決めつけるかのような…
まぁ、それは考えすぎやけど。
何だか無性にイライラして、その紙で紙飛行機を作って飛ばしてやった。
あんまり上手く出来んかったからか、飛行機はすぐにヒラヒラと下降してコツッとまん丸の頭に当たった。
ポトリと落ちる、飛行機。
ただの紙切れ。
「………………。」
………ん？待って待って？
今、誰の頭に当たった…？？？
「おーおーくーらーーーー」
地響きのような低い声を聞いて顔を上げると、妙に笑顔の信ちゃんと目があった。
「あ、やっば。」
［鬼ごっこ、コンティニューしますか？］
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てん(プロフ) - みづきさん» ありがとうございます！今後も楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2018年9月13日 15時) (
レス) id: 8ddec21add (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！頑張ってください。応援してます！ (2018年9月12日 9時) (レス) id: 843d8c558c (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - きいろさん♪さん» 応援ありがとうございます…！きいろさんのお陰で、更新を続ける事を決意することができました。拙い文ですが、今後も作品共々よろしくお願いいたします(´；ω；｀) (2018年4月29日 1時) (レス) id: 8ddec21add (このIDを非表示/違反報告)
きいろさん♪ - 更新頑張ってください！すばるくんがいなくなることが決まって、寂しいですが、7人の関ジャニ∞を書き続けてくれると嬉しいです！応援してます！ (2018年4月28日 8時) (レス) id: dfe925cf14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん | 作成日時：2018年3月31日 17時
