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横山side
それから、どうなったのか
あまり記憶がない。
ただ、俺は取締役の言葉を聞いた瞬間何も考えられなくなって、気がついたら走ってその場から逃げ出していた。
現場である山を下ったところにある公園。遊具は特になく、申し訳程度に周りにネットの張ってある空き地。
そこで足を止めて息をつく。
"人は、そう簡単には変わらん"
取締役の声が耳鳴りのように頭の中を木霊する。
人が変わろうとすることの難しさなんて嫌という程知っている。
それでも、何か動かなければいけないと。
仕事の合間に課題をやって、寝る時間を惜しんで学校に通って…
それなのに、
「俺が今やっとることって、意味ないことなん…？」
ぽたり。
額から汗が伝う。
地面に歪な丸い染みを作って、まっさらな土地にポツンと存在するそれがまるで今の自分のようだと思って笑えた。
「……………しんど。」
全否定された生き方が、俺の方に重くのしかかっている。
項垂れて、その場にしゃがみ込んだ。
その時、
「〜〜♪、、♫〜、〜♪」
微かに聞こえた、歌声。
俺はこの声を知っている。
自由で、力強く響いて、それなのに泣いているようにも感じるこの歌声は。
つい先日…教室で……
「すばる？」
公園を出て声の元へ走った。
そう遠くないはず。
ネットで囲まれた空き地を出て、
背の高い草を掻き分けて、
少しだけ山側に戻る。
大きな岩の並ぶ拓けた空間に出た。
サァー…
山から吹く風が彼の長い髪を揺らす。
一際大きな岩の上で
空に向かって歌うすばるがいた。
「すばる」
俺が小さな声でその名を呼ぶと、
彼は驚いたように振り向いて
「よこ」
俺の名を呟いた。
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てん(プロフ) - みづきさん» ありがとうございます！今後も楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2018年9月13日 15時) (
レス) id: 8ddec21add (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！頑張ってください。応援してます！ (2018年9月12日 9時) (レス) id: 843d8c558c (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - きいろさん♪さん» 応援ありがとうございます…！きいろさんのお陰で、更新を続ける事を決意することができました。拙い文ですが、今後も作品共々よろしくお願いいたします(´；ω；｀) (2018年4月29日 1時) (レス) id: 8ddec21add (このIDを非表示/違反報告)
きいろさん♪ - 更新頑張ってください！すばるくんがいなくなることが決まって、寂しいですが、7人の関ジャニ∞を書き続けてくれると嬉しいです！応援してます！ (2018年4月28日 8時) (レス) id: dfe925cf14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん | 作成日時：2018年3月31日 17時
