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横山side
「話してみるって…言うてもなぁ。」
仕事場に行きながら考える。
軽音部のやつらの気持ちは分かるが、正直、入部するかしないかはすばるが決める事だ。俺がどこまで口出ししていいものか…。
「おはようございまーす」
現場に着き、トラックに荷物を入れる。
今の現場は街から少し離れた山中にあり、木を伐採して新しく墓地を建設するのだという。
今日は一日がっつり仕事の予定だから、街に降りて学校に行く時間はない。
帰ったらゆっくり、これからの事を考えよう。
そんな事を考えて支度をする。
すると、妙に明るく高い声が聞こえてきた。
「横山くん！」
後輩の現場監督…
俺がなるはずやった役職に就いた取締役の甥っ子とやらが近づいてくる。
最近馴れ馴れしくなってきて、後輩のくせに俺にはタメ口で話すそいつ。
まぁ、親しまれてるのはいい事なのかもしれないが、他の仲間には敬語使ってるあたり…ちょっと、いや、かなり腹立つ。
「横山くん〜、チェーンソー持ってきてほしいんやけど」
「チェーンソー？必要台数分はもう出してあるやろ？」
「いや、おれが使う分や！」
「はぁ！？何言ってんねん…監督はチェーンソー持たんでええねん。作業より指示出しと安全管理に徹底してや」
「いやや！ずっと突っ立っとるだけなんやもん！暇やんか！」
「いや、せやから全体の統率を………」
「周りも気にしながら作業したらええんやろ？大丈夫！出来るて！俺、大学のサークルで部長やっとったから、そういうの得意やねん！」
「大学……あっそ。よう分からんけど、もうええわ。チェーンソー、スチールしか残っとらんけどええ？」
「おん！」
後輩の現場監督に呆れながらチェーンソーを出す。何だか分からないモヤモヤが腹の中を渦巻くのを感じて、思わずため息を吐いた。
大学どころか高校すら卒業していない俺はバカだから。この感情の名前すら知らないのだ。
「おおい！誰かこっち手伝ってくれ〜」
先輩の声に返事をして、その場を後にした。
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てん(プロフ) - みづきさん» ありがとうございます！今後も楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2018年9月13日 15時) (
レス) id: 8ddec21add (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！頑張ってください。応援してます！ (2018年9月12日 9時) (レス) id: 843d8c558c (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - きいろさん♪さん» 応援ありがとうございます…！きいろさんのお陰で、更新を続ける事を決意することができました。拙い文ですが、今後も作品共々よろしくお願いいたします(´；ω；｀) (2018年4月29日 1時) (レス) id: 8ddec21add (このIDを非表示/違反報告)
きいろさん♪ - 更新頑張ってください！すばるくんがいなくなることが決まって、寂しいですが、7人の関ジャニ∞を書き続けてくれると嬉しいです！応援してます！ (2018年4月28日 8時) (レス) id: dfe925cf14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん | 作成日時：2018年3月31日 17時
