ホビットの妹は腐女子 (ページ32)

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25。空飛ぶ腐女子と青鬼の館ページ32

なう side

扇子を扇いで雲をつきぬけ落下からの低空飛行
まるでどこでも行けるジェットコースターに乗ってるみたい

これ凄い楽しいんだけど！

なう「ヤッフゥ！」

こんなに楽しいならゾムさんとかつれてくれば良かったな……

なう「ん？何あれ」

青い屋根の大きなおうち？

シルバニアな家族だったりする？？←

扇子を斜め上向きに扇ぐと一瞬でまっ逆さまに落ちていく、落下の勢いを防ぐために軽く下に扇ぐ

なう「こんな暗い森に館なんてあったかなぁ……」

下に降りると錆びた鉄の門扉がギィギィと音をたて開いた、それも自動で

ハイテクだなぁ……←

中に入ると何十㎡あるのだろうかと言う広大な庭があるが、噴水は枯れて薔薇のアーチも枯れて、全てが死んでいるように、止まっているように見えた。

なう「あっ」

でも、枯れている緑だったものたちの合間にはちょこちょこと若い芽がでていた。

まだ生きてはいるんだ……

歩いて館の前に来ると想像していたよりも壁は汚れていて窓は一部割れているものがある

なう「誰か居ませんか……」

なぜか綺麗なドアを開けて中を見てみる
普通に館だ、天井のシャンデリアの金が生々しく光る

なう「(人の気配はしないのに何でだろう、生活感があるし掃除はちゃんとされてるみたい……)」

???「誰？ﾀﾞﾚﾅﾉ……?」

なう「え、あっ緑さん!?」

md「ｿｳﾀﾞｹﾄﾞ……、ﾅﾝﾃﾞなうｶﾞｺｺﾆ居ﾙﾉ?」

なう「少し空中散歩してたら、見つけてつい気になって……」

そんな事を話してると館の門扉がギィと音をたてしまる

なう「え!?」

md「アァ……開ｲﾃﾀﾉﾆ」

なう「どうゆうこと？」

緑「俺ﾓ、暇潰ｼﾆ飛ﾝﾃﾞﾀﾗ、ラダオクンﾉｵｳﾁｶﾞｱｯﾀｶﾗﾊｲｯﾃﾐﾀﾗｺﾉ様……」

なう「え？ここらっだぁさんのおうちなの？」

md「知らない、ﾃﾞﾓ……昔ﾆ見ｾﾃﾓﾗｯﾀ写真の館ﾆ似ﾃﾀｶﾗ」

ちなみにこの世界には魔法等があるのだが運営国は凄い魔道国で総統は凄い魔法が使えるらしい。

そして、魔法は幹部である緑さんも使える

md「映像召喚、反転、色彩結合……この写真ｶﾞ似ﾃﾙﾉ」

緑さんがなにか、私には聞こえないような音と早さで口走るとホログラムのような映像が現れる

そこには、この館に似ているものが写っていた

しかしホログラムの館は白く、美しく、庭も緑におおわれている。

なう「(ここで、いったいなにがあったんだろう……)」

それは今の私にはわからない。