大切な【時透無一郎】

。 ページ30

「好きな所座っといて」


　


『…』






甘味を食べ終わりそのまま僕の屋敷に。


　
Aを居間に通して僕はそのままお茶を出す為台所に向かう




　


「…はい、どうぞ」


　


Aの前にコトンと湯呑みを置くと少しだけ会釈しお茶を飲んだ



　

『…』



　

口をぱくぱくして何かを伝えようとするAだけど、やっぱり僕はわからない


　


「…？なに、どうしたの？」



　
『…』



　

うーん、と悩む様にしてからジェスチャーで伝えてきた。

　

　

…？ なんか書いてるっぽい感じなんだけど…筆のこと？紙？


　


「…筆と紙？」



　

それ！と言う様にビシっと僕を指差した。


　
…あ、持ってこいって事ね。


　


まあこれからこうやってジェスチャーで意思疎通するわけにもいかないし、渡しておいた方がいいか…



　

そう思いながらあまり使ってない書斎に向かい紙と筆を持ってきてAに手渡した。



　

受け取るとすぐさま何か書き出し、僕に見せてきた。


　


「…ふふ、いいよ別に」



　

紙にはありがとうとだけ書かれており、何に対してとは書いてないが多分全てのことに対してのありがとうだろう。



　


⌘


　

コメントアンケありがとうございます！

あともう少しだけ募集してみますので是非ぜひコメントお願いします！


めいぷ

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