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プロローグ ページ1
「もしもし、お母さん?」
ある日の夜。私は少し緊張気味に電話をかけた。
『あらあら、Aちゃんから電話なんて珍しいわねぇ。どうしたの?』
電話に出たのは私の母の朝日奈美和。アパレル系大企業のキャリアウーマンなんだ。
「私ね、決めたよ。母さんは無理に選ぶ必要ないって言ったけど、ただでさえキョーダイ同士だから事実婚になっちゃうのに……アノ人にするよ。うん、きっと、多分、絶対……うん。」
あぁあああああああぁああああああああああああああああああああぁぁぁ決まらないぃいぃいいい……でも、やっと、アノ人に、決めたんだ。
『あらあら、うふふっ。いいじゃない、5人と事実婚で。』
「へっ?」
思わず電話口を凝視してしまった。
『どうせ皆独り身なんだし、良いわよ。ママが頼んでおいてあげるから!』
そんな……みんなに申し訳がっ……!?
「えっちょっ!?」
ガチャッ
切れた。
……という訳で母さんの突拍子もない一言からこの物語は始まります。
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作者名:朝日奈友月@椿光弥愛してる | 作成日時:2019年2月13日 23時