毒舌スーパーアイドルは朝日奈になりました2 (ページ13)

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第62話『余暇』ページ13

貴女side

翌朝、起きたらつっくんは居なかったけど、代わりに髪の毛が乾かされていた。

もしかしてつっくんが乾かしてくれたの…？

なんて思うけどそれを聞くことは叶わなかった。

何故ならつっくんは急な仕事が入って先に帰ってしまったらしい。

……ということで一通り別荘の中を見て回ってみることにした私はとある部屋に来た。

そこでは昴さんと侑介さんが卓球をしていてそれも凄く白熱していた。

光「ほんと、馬鹿ねぇ」

貴「光さん、昨日はありがとうございました」

光「あら？なんの事かしらね？」

あれ？光さんが部屋まで運んでくれたんだとばかり思ってたけど違ったのかな？

光「ま、アンタも疲れてたんでしょう？今日は少し休みなさい」

貴「はい……なんか球が飛んできそうですね」

光「ふふっ、まぁほんとに飛んで来たら俺が助けてやるよ」

貴「期待してますね」

そう言うと光さんは瞼を伏せて何かを考えるような素振りを見せたけれどそれもすぐにやめてまた瞼を開けた。

昴「…！見に来てたのか」

侑「！！全っ然気づかなかったぜ！オメーもやるか？」

光さんと話していたらさっきまで卓球勝負で白熱していたはずの昴さんと侑介さんにその勝負に誘われた。

貴「えっいいんですか？」

侑「おう！じゃあこっち側ついてくんねーか？」

貴「はい((昴「ちょっと待て2対1は卑怯だろ」じゃあ棗さんか梓さんを誘ってみたらどうですか？」

昴「なっ！」

光「くくっ、俺じゃないんだ？」

貴「だって光さん見るからにやらなさそうですもん」

光「そうねぇ棗か梓、呼んできてやろうか？」

昴「じゃ、じゃあ出来たらあず兄でダメだったらしょうがないからなつ兄でいいよ」

光「そ。じゃあちょっと待ってなさい」

という訳で観戦に梓さんと光さんが、参戦に棗さんが来た。

棗「Aは侑介とでいいのか？」

貴「はい。侑介さんとは弥くんも一緒にだけどちょいちょい話すので」

侑「おう！オメー卓球けっこー得意っつってたもんな！」

貴「はい！ちょっとだけ自信あります！……ところで梓さんが観戦するとは思いませんでした」

梓「そうかな？でもAが参加するなら見たいよ」

貴「そうなんですか。……ところで何か賭けてるんですか？なんだか凄く白熱していたみたいですけど？」

侑「おう！すぐ近くの駄菓子屋に売ってたかき氷！」

光梓棗(安い…！)

貴「ふふっ」

侑「んぁ？どうかしたのか？」

かわいいなんて思ったのバレたら怒られちゃうかな？