好きだ勝てない2 (ページ5)

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違うページ5

「あ。」

「あ゛？」

近所のスーパーで買い物していたら

爆豪くんとバッタリ会った

「わ～偶然だね！何買いにきたの？」

「、、晩飯の材料」

「え！作るの！？偉すぎ」

「ちげぇわババアに無理やり行かされただけだ」

バ、ババア？？

おばあさんと一緒に暮らしてるのかな？

「私はふらっと買い物しにきただけなんだけど、よかったら一緒に」

「却下」

はやっ！

光の速度で断られたんだけど。

流石に傷つきますよ？？

「嫌なら仕方ないか、、あ、そういえばうち柔軟剤切らしてるんだった。買わなきゃ」

「、、、そういやそれも頼まれたな」

「そうなの？じゃあそこだけでも一緒に行こ！」

「、、ﾁｯ。行くならはよこい」

爆豪くんはスタスタと足早に歩き出した

歩くスピードが早いからすぐに柔軟剤のコーナーについた

「うちのやつは、、あ。これだ！爆豪くんのはあった？」

「もうカゴ入れたわ」

はやい。

全てにおいて早いぞこの人。

忍者の修行でもやってたんか？？

爆豪くんのカゴをのぞくと、『ラベンダーの香り』と書いてある柔軟剤が入っていた

「いつもそれ使ってるの？」

「ババアが気に入ってんだとよ」

だからそのババアって誰、、

あ、

柔軟剤

分かったじゃん

私はふとそのことに気づき、爆豪くんが買った柔軟剤のサンプルを嗅いでみた

「違う」

この匂いじゃない

てことはあの匂いは柔軟剤じゃなくて

爆豪くん自体の、、？

知らない方がよかったかもしれない

私の中でまた

初恋の人と爆豪くんが重なってしまった瞬間だった