好きだ勝てない2 (ページ22)

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安心ページ22

「だからちげえっつってんだろが！！

ここはこの公式を使うんだって何回言や分かんだ！！

もっぺん解き直せ！！」

「ひぃいぃんごめんなさぁあい！！」

勝己くんの家に来てからというもの

約2時間にわたるスパルタ授業を受けていた

好きな人の家で勉強会！これはちょっとありがたい展開もあったりして、、！

、、とか期待してた自分が恥ずかしい

「か、勝己様、、全部解き直しました」

「見せろ」

また間違っていたらどうしようと不安になりつつも

勝己くんの顔色を伺いながらじっと点が付けられるのを待った

「、、まあいいんじゃねぇの」

「え！！ほんとに！？」

なんとか粘り続けた結果ようやく勝己くんの合格ラインに到達したようだ

「やった、、やっと終わった、、もう疲れすぎて何も考えられない、、

でもありがとうね。これで赤点は回避できるよ」

「たりめぇだわ。逆にこれで赤点なんざ取りやがったら本気で殺すからな」

「は、はい。」

「、、はぁ。テメェに怒鳴りすぎたせいで喉乾いたわ。

飲みもん取ってきてやるから、ここで待ってろ」

「うん！ありがとう」

ﾊﾞﾀﾝｯ

「、、ふぅ～～」

勉強が無事終わったことで緊迫感がほぐれ

体の力が抜けた私は後ろのベッドにもたれかかった

ドサッ

「ふかふかだ～！それに勝己くんの匂いがする～」

やっぱり昔から覚えているこの匂いを嗅ぐと妙に落ち着く

、、すごく安心する

私はいつの間にかそのまま眠りに落ちてしまった