好きだ勝てない2 (ページ3)

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絶望ページ3

いやいや

いやいやいや

いやいやいやいやいや！！

どうしてこうなった！！！

数分前

私は入学式を終えて自分のクラスである1年A組に足を運んだ

教室のドアを開けると個性的な子達がたくさんいて

仲良くなれるといいなあと思いながら自分の席についた

するとなんということでしょう

目の前にあの男がいるのです

朝。電車で会った異性と

同じ学校、同じクラス、前後の席になる可能性って

いったいどのくらいの確率なんだ？？

まあとにかく今の状況をまとめると

「死」

私の高校生活終わりました

「おい」

さよならみなさん短い間だったけどありが

「おい！！」

「っんぇ！？あ、はい！」

突然話しかけられたせいでめちゃくちゃテンパってしまった

「プリント、はよ回せや」

「あ、はい。すみません。」

プリント回ってたのか、、

今の状況に絶望しすぎて全然気づかなかった、、

ん？

ボーッと前を見つめていると

またあの匂いがした

やっぱりこの匂いはこの男からで間違いないようだ

いやでも絶対この男が私の初恋なわけ、、

まて

もしかしてこの匂いって

なんかの柔軟剤の匂いだったりする、、？

あの子と同じ柔軟剤を使っているのであれば

匂いが同じでも不思議ではない

「あの！！」

「、、あ゛？」

「柔軟剤！何使ってますか！？」

「、、、

は？」

あ、

やっちゃった