好きだ勝てない2 (ページ16)

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まさかの展開ページ16

「お前、、、やっぱあん時の奴か」

「え。覚えててくれたの？

もう何年も前のことなのに」

「覚えてるに決まっ」

そこまで言うと勝己くんの顔が一気に赤くなった

「、、、？

どうしたの？」

「な、なんでもねぇわ！どっか行けクソが！」

え～～なんなの急に

もうこの人が何を考えてるのか全く分からないよ

「わ、わかった。じゃあ一旦教室に戻るよ。

またあとでね」

「おう。」

スタスタ、、

「、、、！あ、勝己くん！」

「んだよ！まだなんかあんのかよ！」

「助けてくれてありがとう！」

「っ、、！

、、いいからはよいけや！！」

勝己くんは少し口ごもったあと

顔を赤らめながらそう言った

ガラッ

「あ、水宮さん！もう動いて大丈夫なの？」

「うん。大丈夫！

それより聞いてよ緑谷くん。勝己くんってば数年前の川で助けた事覚えててくれたんだ。

絶対忘れてると思ってた。なんか嬉しかったな～」

「いや～、、あれは忘れないだろうね。絶対に」

「え、なんで？」

「だってあの時がかっちゃんの初、、」

その瞬間、緑谷くんがフリーズした

「、、ん？なんて？」

「い、いや！！な、なんでもない、よ！うん！」

汗をダラダラかきながらめちゃくちゃ目を泳がせている

、、、怪しい

「緑谷くん、、？続き教えて？」

「いや、だ、だめだよ！

これ言ったら多分僕殺される(ﾎﾞｿｯ)」

ｶﾞｼｯ

「緑谷くん、、、？」

「ひぃいぃい！！！

教えます！教えますから！」

私の圧に負けたのか、緑谷くんは重たい口を開いた

「あ、あの時がかっちゃんの初恋だったんだよ、、

だから絶対、忘れてないだろうなって、、」

「、、、

え？」

それってつまり

勝己くんの初恋は

私ってこと、、？