大好きだって、言ったのに/zm ページ32
.死ネタ
私はA。心理カウンセラーだ。最近ある施設に配属された。
私は施設内のスタッフルームで白衣を羽織り、ネームカードを首から下げる。
この施設は何人ものベテランカウンセラーも手に負えず、たらい回しにされた相談者が最終的に通う施設で、ここの相談者ははっきり言って面倒くさい方が多い。
さて、私の担当の相談者は誰なのか。
私は、上司から渡された相談者資料を開いた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
名前：鳥居 希
性別：男
年齢：17歳
出身地：佐山県 ○○市
備考：虐待経験あり
少し人見知りで、打ち解けるまで時間がかかりそうとのこと
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
驚いた、相談者は未成年か。
未成年の相談者は多いため、それには慣れているのだが、ここに回されてきた相談者の中で未成年は見たことがない。どれほどの問題児なのか⋯。
仕方がない、腹をくくるか⋯。
私は、相談者がいる見晴らしの良い部屋へ足を運んだ。
『失礼します。』
三回ノックをして、扉を開ける。
そこには、部屋に常備されている椅子に腰かけて、足をぶらぶらとさせている少年がいた。
少年は、私を見ると一気に顔を真っ青にして、「あ、えと⋯。」と言葉を発する。
⋯⋯どうやら苦労しそうだ。
『ここ、座っていいかな？』
少年＿＿ゾムがこくんを頷いたのを確認して、椅子に座る。
『さて、じゃあちょっとお話しよっか。』
「⋯⋯」
『⋯希くんで、あってる？』
「⋯ぞむ。」
『ゾムくん？わかった、そう呼んでいい？』
「えっ、いや！あの⋯。まぁ、はい⋯⋯。」
『じゃ、そうね⋯。何か話したいことある？好きなこととか。』
「ゲーム、好き。」
『ゲームね、私もよくやるよ！ゾムくんは何する？』
「マイクラ、とか⋯。えぺとか⋯。」
『マイクラね、私もよくやる！楽しいよね。えぺもやるね〜、クッソ弱いけど。』
「せんせ、ゲームとか、やるんすね⋯。」
『そりゃあね。息抜きしないとやってらんないよ。』
「ふーん⋯。なぁ、せんせ⋯。」
『どうしたの？』
「えと、お、お腹空いた⋯。」
『お腹空いた？あ、そっか。お昼だもんね、今。じゃあ今日は短いけどこのくらいにしておこうか』
「うん⋯」
『わかった。じゃあ、また明日。何食べたか教えてね。』
バタン、と音を立てて扉を閉める。
こんなものか。最初としては好感触だったかな。
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メモ：初日としては好感触、これを保っていきたい。
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さくらんぼ双子(プロフ) - 黒灰白さん» 分かります、こんな神作者様と合作できて主も嬉しい限りです!!そして黒灰白様も参加していただきありがとうございましたm(_ _)mこちらこそ楽しかったです!! (2022年8月15日 14時) (
レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白(プロフ) - 皆様の作品、やばすぎません?‼︎上手くて、参考になります。参加型参加させて頂きありがとうございました‼️とても楽しく、神様の様な方々とコラボできてとても嬉しく思います！色々な作品読めて書けて、本当に楽しかったです (2022年8月5日 20時) (レス) id: 071b8e6376 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ双子(プロフ) - もちまるぅさん» コメントありがとうございます！！主もこんな神作者様方と合作できたこと凄いな、と思います (2022年6月4日 23時) (レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
もちまるぅ - が...合作...！！すげぇ...！！(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。) (2022年6月4日 23時) (レス) @page20 id: c4d85faee2 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ双子(プロフ) - 匿名希望さん» いつも読んで頂きありがとうございますm(_ _)m憧れの合作できたこと嬉しいです笑 (2022年5月14日 21時) (レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
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