*22話* ページ23
***
私はもくもくと食べ続けていた
「シシシッ、すごい食べっぷりッスねぇ。もしかして、Aさんって結構大食いッスか?」
「んふふ、だってすごく美味しくて…」
「…そうね、私意外と沢山食べるのよ」
「俺も初めて見た時は驚いた」
「そう?」
「Aさんは、あくまで俺の中ではお淑やかなイメージッスね」
「コイツ、そうでもないぜ?」
レオナはそうでもなかったらしい
「小せぇ時はすげぇ元気だった」
「お転婆だったのよ、私」
一応自覚はある
「すごい意外ッス」
「そうかしら…、ふぅ、ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
「お風呂はどこかしら」
「案内しますよ」
*****
「ここッス」
「ありがとう」
「俺たちは談話室にいるッス」
「分かったわ」
*****
「…ふぅ」
…チェカくんは大丈夫だろうか
「…まあ、ファレナ様がいるから大丈夫ね」
結局私はどこで寝ればいいのだろうか
…そこは考えてくれているだろう、きっと
それより、近々ラギーくんにお礼をしたいと思うのだ
今日の夕食のお礼で
「…どうしようかしら」
悩み事ばっかりで嫌になってくる
「あがるか…」
*****
「お風呂、ありがとう」
「…っ」
「おお…、色々すごいッスねぇ…」
「?」
何がだろうか
「それで、私はどこで寝れば…」
「レオナさんの部屋ッス」
「え?」「は?」
レオナと声が重なった
「レ、レオナの部屋で…、ね」
「…分かったわ」
「はあ。…A、こっちだ」
「ラギーくん、おやすみなさい」
「おやすみなさ〜い」
***
128人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sizuku(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!!私も好きです!♡ (2022年10月6日 17時) (レス) id: e0ce1464e4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - うp主さん好きです☆(唐突な告白) (2022年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 7877cc6234 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sizuku x他1人 | 作成日時:2022年9月2日 17時