地獄先生ぬ~べ~ †猫の涙† (ページ11)

今日:1 hit、昨日:24 hit、合計:9,204 hit

最終話ページ11

秀一side

僕はAに近づいてその場にしゃがむ

秀「A」

A「……私は間違ってた、人は皆同じ憎いものだと思ってた」

広「A……」

A「でも違った……人間は心優しい人もいる……」

Aはポロポロと涙を流していった

ぬ「……成仏してくれるか？」

成仏！？

秀「待ってよぬ～べ～、僕はまだAと離れたくないよ」

美「私も嫌だ！せっかく仲良くなれたのに……もうお別れだなんて……」

晶「まだ二日間しかたってないんだよ？」

克「それでも成仏するのか？」

皆もAと離れたくないようだ

A「みんな！もういいの！私、もうやることないし

ぬ～べ～、成仏して」

ぬ「……本当にいいんだな？」

A「……ええ、いいわよ」

ぬ「わかった……光明遍照現威神力魔界鬼界降状怨念不思議力……」

すると、Aの体が光はじめる

秀「……A」

A「……みんな、短い間だったけど楽しかったよ、ありがとう、それに、こんなことしてごめんね？」

克「A！」

法「成仏しても、わたし達のこと忘れないでね？」

A「わかってるわよ……最後に、秀一君」

秀「……何？」

ぬ「……安らかに眠れ」

A「……こんな私を愛してくれてありがとう」

ポタッ

Aは最後に涙を流して消えた

秀「……A」

皆はしばらくのあいだ黙っていた……

ぬ「……よし！放課後何か食べに行くぞ！今日は俺の奢りだ！」

克「おー！ぬ～べ～太っ腹！」

美「流石ぬ～べ～！」

ぬ「さ！二時間目の準備して来い！」

広「あ～、だりぃー」

ぬ「二時間目は玉藻先生の家庭科だぞ？」

美「よーし！みんなー！早く行くよ！」

そう言って皆は屋上を出ていった

秀「……さよなら、A」

僕はそう呟いて屋上を出た