un cuoco curioso⑯ (ページ8)

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【高等部２年】673 ページ8

次の書類の山に手を付けたAは山の中からスパイスに関する書類を見つけえりなに欲しいと言うとえりなもA達が適任だと承諾しAはゼミの仕事を増やし書類を減らしていく。

黒「えりなお嬢、無事調理が始まったっす。」
え「ご苦労様。」
『アリスはふざけたり後輩を馬鹿にしたりしてなかった？』
黒「お嬢ならふざけずにちゃんと司会進行してたぞ。」
新「ふざければA様に怒られるのが分かってるからな。」
『なら良いけど、生徒でヤバそうなのはいた？』
黒「今んとこは…特に妨害やら喧嘩やらは特にねぇが、あるとすりゃ本選じゃねーか？」
え「去年の様に食戟が連発しないと良いわね…。」

昨年の秋の選抜を思い出し、更に紅葉狩りの時に司が食戟が行われた事で大変だと言っていた為A達は何事もなく無事に終わって欲しいと願っていた。

『美作みたいなヤバいのがいなければ食戟にまでいかないでしょ。』
新「そうですね…今思うと去年は以上でしたね。」
え「選抜だけではないわ、進級試験だってそうでしょ？」
黒「あれは…薊殿のせいじゃないっすか。」
『うん、生徒間でのって話しだけなら去年の選抜は普通じゃなかった。』
新「去年は…仙左衛門殿の介入と美作との食戟でしたから今年の選抜は味気なくなりそうですね。」
え「観客や来賓からすればそう思うけれど…これが通常の選抜だから仕方ないわ。」
『ま、文句があっても言って来れないでしょ。』

どうか無事に選抜が終わって欲しいと思いつつA達は書類を片しながら予選の結果が出るのを待った。

葉「ただいま、予選は無事に終わったぞ。」
『おかえり、決選投票とか無かったの？』
ア「残念ながらなかったわ、それに最高得点も92点だったし去年よりちょっと落ちたわね。」
タ「こっちの会場での最高得点は93点だったし、順位も1点差で並んでた。」
え「そう…特に問題が無かったのなら良いわ。」
『第一試合は来週…丼物と麺料理とパイ料理と鍋料理からシャッフルして対戦相手を決めるんでしょ？』
え「得手不得手も考慮せずにクジで決めていたわ。」
葉「今日の試合も終わったしこのまま対戦カードを決めようと思うが…先輩達はどうですか？」
叡「あぁ、早くに決まっちまえばこっちも楽だ。」
久「つーかさぁ、幸平ちんどこに行ったの？一応一席なのに。」
『創真がいると話し進まなくなるんで放っておいてください。じゃあ、私はアキラ達と対戦カード決めてくるから。』