【高等部２年】715 ページ50
四宮からいつフランスに来るのか聞かれるが今の所アリス達との旅行以外で海外に行く予定は無い。
『今の所は海外に行く予定が無いですね…。』
四「ならどっかの長期休みにフランス来い、ウチのコースを奢ってやる。」
葉「奢るって…。」
乾「はいはいはい！だったら私のお店にも来てください!!」
水「私の事にもおいで、一番良いコース用意するから。」
関「ウチにも来て欲しいな。」
ド「俺の所にも是非おいで！自然に囲まれていて宿泊もできるから！」
『とりあえず…先に国内からで。』
葉「だな…。」
四宮を初め卒業生から店に遊びに来いと言われると国内からいけなくもないと考えAは葉山と国内からと頷く。
四宮達が来た事で全員が揃うとAは薊や城一郎達を卓に案内し、月饗祭最後のコース料理を作り始める。
四「…やっぱあの二人ウチに欲しいな。」
乾「まだ言ってるんですか？前に断られましたよね？」
堂「む、それを言うなら俺も二人揃って遠月リゾートに欲しいと言ったぞ。」
薊「遠月リゾートにですか？2人は教育や研究関係が合うと思いますよ。」
汐「あの二人、夏休みも冬休みもアリスさん達が予定組んでくれないと研究と試作ばっかですよ。」
水「それ、若者としてはちょっと…。」
関「あぁ…もう少し青春を謳歌しても良い気がするな。」
ド「そうですね。」
真「うむ…アキラは兎も角Aは幼い頃より遊ぶよりも勉強や料理ばかりだったからのう…。」
鶴「ジビエの解体もすぐに覚えたし…その内狩猟免許を取りに行きそうだね。」
城「狩猟って何教えてんすか。つーか狩猟免許は流石に駄目だな。」
堂「原付は仕方なかったが…狩猟免許は止めるぞ。」
四「過保護かよ。」
Aと葉山が調理中、本人の耳に入らないからとAや葉山の事を話していたが前菜が運ばれると全員料理に集中しだす。
堂「ほう、鰹を使ったアミューズボールか。」
『それは私が実地研修で作ったものをコース料理に合わせて改良したものです。』
ド「実地研修…一年のカリキュラムで？」
葉「はい。俺たちがお出しするコース料理は一年のカリキュラムで作った品をコース料理として改良、更に香りと旨味による味のブーストを次の品に合わせています。」
水「味のブーストって？」
薊「連隊食戟でのコース料理だね、それを通常のコース料理にしたのか。」
関「それって…普通調理よりも神経を使いますね。」
『即興じゃなくて事前に試作して決めてるんでそこまでは…。』
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作者名：水煮缶 | 作成日時：2024年2月8日 23時
