un cuoco curioso⑯ (ページ42)

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【高等部２年】707 ページ42

初めて知るAは薊がそんな事をするとはと驚くが改革や連隊食戟を思い出せばやっても可笑しくはないと納得したが提携企業の中にハウビー食品も入っている為少し罪悪感を覚える。

叡「あの人はAにはそういう事言わなそうだしな…兎に角、親や鶴喰さん達は最終日の営業終了を早めて最後にしろよ。」
『そうします…。』
葉「営業終了を早めるなら…席数全部埋めちまうか。」
『15席で2席埋まってるけど…誰呼ぶの？』
葉「いや、営業中に優待とかは減らして…なつめさん達や他の企業は営業中で卒業生や義父さん達を最終日にすれば良いだろ。」
叡「どっちかって言うとその方が安全だし8割くらいを一般に回せば収益は上がるな。」
『じゃあそうしよう。』
葉「12席か13席で一度で約1時間半……休憩時間はどうする？」
『普通だとアイドルタイムは3時から4時で、お店に出てた時は休憩と食材確認と下準備もしてたよ。』
叡「恐らく妥当な時間だろ、チケットは入店時間別にしとけば問題ねぇし15時から16時は無しにしとくな。」
『大体1時間半の予定ですけど、ペースによっては2時間掛かりますよね？待機スペースとか要りますか？』
叡「逆にペースが速い客もいるから入れ違いでもいけるが…念のため用意しておくか。」
『あと…』
葉「(…あれ？これ俺じゃなくてAに任せた方が良かったんじゃないか？)」

ゆきひらの厨房と店内に立っていたAは葉山からは出なかった案を叡山と話し始める中、葉山はふと下手に口を出すより任せた方が良かったのではないかと思ってしまった。

『……じゃあこれでいきましょう。アキラ、良い？』
葉「…俺よりAのが適任だから任せた。」
叡「オイ投げんじゃねぇよ、来年は俺はいねぇし全部自分で手配だからな？」
『えりなに頼めば良いけどね。』
葉「すみません、Aの方が店と客を知ってるからつい…。」
叡「それは分かる。けど…来年誰かしらこういうの出来ないと他のやつ等に頼られた時に困るぞ？」
葉「アリスはどうにかなるとしてタクミ達辺りですね。…流石に覚えないとマズいな。」
『十傑っていう権力があるしどうにかなるでしょ。あ、それと最後に手土産渡したりするのは有りですか？』
叡「良いんじゃねぇか？ある意味、チケット争奪戦の勝者には特典だと思えるしSNSやネット界隈でも話題になる。」
葉「料亭とかで手土産として買う物を配るのか？良いと思うが何にするんだ？」

(薊と潤が揃った場面書きたいなぁ…。)