【高等部２年】678 ページ13
午後の講義を行った葉山は運営本部に向かいAは特別観覧席で宗衛とレオノーラと
アリスを含め第三試合を観戦し審査結果が出ると次の試合の準備のため休憩時間が設けられた。
ア「今年は平和に終わりそうね〜。」
『終わってくれなきゃ困る…にしても接戦だったね。』
え「お互い趣向が違かったからどちらが勝つか分からなかったわね。」
宗「中々に見ごたえのある試合だった。次はAのもう一人の生徒だろう？」
『ウチの２トップの内のイタリアンの子。』
レ「ふふっ、Aちゃんも…教師めいど？に尽きる…でしたっけ？」
え「教師明利に尽きるですよ叔母様…。」
『冥土はちょっと…まぁ優勝したらそれはそれで良いかな。』
黒「…何か去年の事思い出して…腹立つ。」
ア「去年は葉山クンに負けちゃったものね〜。」
え「アリスは煽らないの！…でも優勝したからと天狗になるような、それこそ幸平くんの様な生徒では無いのでしょう？」
『どっちかって言ったらこれからも精進するので沢山教えてくださいのタイプ。…ていうかさぁ、えりなって何かと創真を引き合いに出すよね。』
ア「そうね、よく言うわよね。」
黒「……えりなお嬢、正気っすか？」
え「ちょっと!!?変な誤解しないでちょうだい!!只単に幸平くんの今までの言動は対外失礼なものよ!?Aの生徒がそんなのだったらAが困るでしょ!!?」
『いや必死過ぎるから、流石に創真はなぁ……うん、オススメ出来ないな。』
え「違うわよ!!?」
創真をよく引き合いに出すえりなにまさか好意があるのかと疑うがえりなは少し顔を赤くし全力で否定するもA達から見れば分かり易かった。
が、しかし今ここに父である薊がいるにも関わらずそういう話しをしたせいか薊は少しばかり肩を落としていた。
薊「Aはアキラくんと双方同意だったから良いけど…えりなもそのうち……。」
宗「分かるぞ薊…アリスだっていつかは…。」
『いや、多分えりなもアリスも無理だと思うよ。億が一えりなが創真を選んだとしてもあの馬鹿兄だよ？恋愛感情のれの字も出てこない料理＆勝負馬鹿だよ？』
黒「Aはボロクソに言い過ぎねぇか？」
新「いや…A様のいう事は正しいだろ、黒木場の方がよく分かると思うがあの幸平だぞ？」
ア「そうねぇ…幸平クンはお友達ならまだしもそういう目では見れないわねぇ、無理ね♪」
え「アリスも結構言ってるわよ…？」
薊「彼の料理は今でこそ認めるが才波先輩の子を差し引いてもな…。」
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作者名：水煮缶 | 作成日時：2024年2月8日 23時
