un cuoco curioso⑯ (ページ2)

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【高等部２年】697 ページ2

『幸平家にいたし…言い方悪いけど庶民の生活をしてたらそっちに影響されるよ。』
ア「でもA、私がデンマークに行く時はもっと丁寧な言葉使い…だったわよね？」
レ「えぇ、えりなチャンとはチョット違うけど丁寧な話し方だったわネ。」
真「ま、話すよりも首を振って肯定と否定の方が多かったがの。」
『ん～…幸平家に行った時に創真に"お嬢様か？"って言われた事あったなぁ。』
黒「…Aがお嬢様言葉で話す事が想像出来ねぇな。」
葉「分かる。」
え「……昔Aにミキュイの加減を聞いた時に"使う肉の種類と厚さから加熱時間を調整出来るわよ"って教えて貰った事があるわ。」
黒葉「「似合わねぇ…!!」」
『うるさいよワンコ２匹。』

えりながギリギリ覚えていた過去にAに聞いた言葉を復唱すると葉山も黒木場も声を揃えるがAに犬扱いされ一蹴された。

薊「少なくともえりなやアリスに影響されたのだろうけど…僕と真凪の前ではもっと砕けた話居方だったね。」
真「あぁ。"お母さん、今日のお料理はどう？不味くない？"って聞いてきおってな。」
葉「美味しいじゃなくて不味くないって…あーでもそうか、義母さんだからこそか。」
真「違うぞアキラ、どちらかと言うと…原因はえりなじゃな。」
え「えっ!?私ですか!!?私はAに凄いお願いして作って貰った料理に不味いと言った事はありませんわ！」
薊「昔えりなは味見役の仕事の話をAに話してたんだろう？Aがフレンチの技術を熟せるようになったから真凪に作ってあげないかと言ったんだが…。」
真「私と同じ神の舌を持つえりなから"あの店のお料理は不味い、この店はここがダメ"と味見役の時の話を聞いてたからこそAは最初、私に"不味い"と言われたくなくて嫌だと言ったようじゃ。」
え「たっ確かにAに今日何を味見したと話していたのは覚えてますが…。」
葉「えりなお前…Aになんつー話ししてんだよ。それで結局は作ったんだろ？」
薊「あぁ、"お母さんは不味いだなんて言わないよ"って言ったら自分でレシピを作ってそれを振る舞ってくれたんだ。」
真「最初の品はとても美味であると素直にそう思ったぞ。Aの品は面白い、普通のレシピに別のレシピを組み合わせまとめ上げる…時には和食を美食路線など面白く美味な品を作って貰ったな。」
黒「…Aお前、幸平に行く前から置き換えとかやってんじゃねーか。」

(IFは密かに進めてるが生活環境が違うので言葉使い等色々違う…)