un cuoco curioso⑯ (ページ1)

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【高等部２年】696 ページ1

葉「嘘だろ!!?」
『あの美作がお坊ちゃん…見えない、だってストーカーゴリラだよ？』
宗「驚くのも無理は無いが事実だ。」
『嘘ぉ……今度美作にお坊ちゃまって言ってみよ。』
葉「今の風貌からじゃ創造出来ねー…。で、その招待は受けたんですか？」
仙「3歳の時に来た招待は受けたが…小さかったしお互い覚えてなかろうな。」
『ごめん寧々先輩と水戸…ついでに久我先輩。』
葉「今度会った時に３歳の頃に会ってたって話そうぜ？」
『そうする、覚えてないけど。』
え「となると私も一緒に会ってるってことよね。…覚えてないわね。」

えりなも会った事を覚えてないと言うが流石に３歳の時に誰と会ったかなどを覚えてられるはずが無かった。

黒「で…結局えりなお嬢とA揃って招待したのってそこだけっすか？」
薊「いや…たしかまだもう少しいたはずだ。」
宗「ふむ…父上、過去に頂いた招待状は保管していますか？」
仙「Aを城一郎の元に送った年のは残してある。あとで確認してみよう。」
真「なんじゃ、結局干す話は無しか。」
え「…個人的に潰そうかしら。」
ベ「し…シレっと潰すっていったよシーラ。」
シ「言ったわね…怖いねベルタ。」
『シーラとベルタが怖がるから潰すとか言わないで。』
葉「…意外と年下好きだよな、Aって。」
『好きと言うか…私が末っ子だから感覚的に弟とか妹だったらなーって思う時はある。』
ベ「私これからAお姉ちゃって呼ぶ！」
シ「私もっ、良い？」
『ん、良いよ。』

ベルタとシーラのお願いにAはアッサリ即答するとベルタとシーラは喜びあまりはしゃぎ始めAの両隣を固めた。

仙「そういえばAを養子に出す少し前に婚約者にどうかという手紙もあったな。」
薊「あぁ…ありましたね。」
葉「あ゛？どこのどいつだ。」
『アキラ、ステイ。』
黒「犬かよ。」
薊「落ち着きなさいアキラくん、その話は手紙が届いて即刻処分したよ。」
葉「なら良かった…。」
ア「うふふっ、小さい頃の話が今も続いてる訳無いでしょ？」
『あ、でも誰だったのかは気になる。』
薊「流石に家名までは覚えていないな…。」
『じゃあいいや。』
ベ「……Aお姉ちゃんって、なんかお嬢様っぽくないよね？」
シ「うんうん、着物着てるし所作も綺麗だけど話し方とかえりなさんと似てないよね？」

今までの会話を聞いていたベルタとシーラから突然Aが薙切家の令嬢だとしても話し方がえりなと似ていないと言われる。