un cuoco curioso⑭ (ページ7)

今日:17 hit、昨日:27 hit、合計:5,626 hit

【高等部2年】602 ページ7

ア「Aっ、早く早く！」
創「焦らすなよA～！」
『もうちょい…(ﾍﾟﾗｯ)…おぉ、凄い…！』
創「うははははっ！やっべーわこれ!!」
黒「フンッ！俺がいるんだからこの位行くだろぉ！」
田「すっ…凄い！こんな金額初めて見たよ！」
ア「やったわねA！」
タ「これで俺達を舐めていた奴らも黙るだろうな。」
葉「客取っちまったから不合格になって黙るってのも含めてな。」
『流石に１日で800万は無かったなぁ…でも満足。』
え「さぁあなた達が最後よ、…それでは売上を聞こうかしら？」
｢｢｢｢｢｢『800万超え。』｣｣｣｣｣｣
え「………え？800万超え？」
『うん、今日一日の総売上…見てこれ。』

未だ出続けるレシートの端を持ったままのAがえりなに売上金額を見せると、試験で設定した金額より遥かに大きい数字にこれでもかと目を見開く。

え「嘘でしょ…何をしたらこうなるのよ。」
『初手は私のSNSで宣伝、それからは香りでビーチの客を誘い込んだ。』
え「Aが茜ケ久保さん同様にSNSで有名とは知っていたけど…禁止すれば良かったわ。」
『そしたらもも先輩にお願いするだけだよ。それとこれって諸々の経費引いて純売上出した方が良い？』
え「A達の所は改装費もあるしそこまでしてくれると助かるわね。」
葉「A、電卓と領収書とＰＣ。」
『ん、じゃあちょっと算出するから。』
え「はぁ、Aがいるなら設定金額を増やしておけば良かったわね。…十傑評議会＋Aチーム―合格ッ!!」

A達の最終日の売上は文句なしとえりなは文句なしに合格と宣言すると会計作業に入るA以外はそれぞれハイタッチや拳をぶつけてやり切ったという顔をしていた。

『(ｶｶｶｶｯ)…そういえば榊達が合否が分かったらこっちに来るって言ってたよ。』
創「あっちの合否も気になるしちょいと行ってくるか！」
葉「つーかAが会計してるし俺等は一旦外で待とう。」
ア「そうね♪」

Aが会計作業に入るため邪魔をしない様にと葉山達は海の家から外に出るがえりなは最後の合否発表が終わった事でAの作業を見ていた。

え「(ｼﾞｰｯ)」
『(凄い見てる…)ねぇ、聞くの忘れてたんだけど結局この売上ってどうなるの？学園に返還？』
え「ここは持ち主もいないから管理している市に返還されるわ。」
『それなら稼いだ甲斐があるね、せめて有効に使ってくれれば良いけど。』

(Aの会計作業を初めて間近でみて感心するえりな、ガン見。)