un cuoco curioso⑭ (ページ40)

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【高等部2年】635 ページ40

黒「お嬢と新戸、それに堂島さん、城一郎さん、仙左衛門殿…あと応援に来てた極星寮連中だな。」
『帰って良い？』
葉「駄目だろ…てか水戸がいるなら礼を言わねぇとな。」
『あっ…お肉のお礼言えてなかった。』
黒「そんなのメッセ送りゃぁいいだろ？」
葉「連絡先知らねぇんだよ…。」
『普段会って話すから…会場着いたら教えて貰う。』

学園内で会う事しかないからかAも葉山も水戸や榊を除いた極星寮面子の連絡先を知らずにいたがこの時ばかりは聞いておけば良かったと後悔していた。
道は混雑しておらず会場に着いたAと葉山と黒木場は運営スタッフに事情を説明し試練で使われた門を潜って行き第三の門を潜った。

ｼｬ「Ms,撫子!!!なんで此処に!?」
『…呼び方戻ってますよシャルムさん。』
ｲｽ「連隊食戟以来だな。アンが推薦したのに辞退して…アンはかなり落ち込んでいたよ。」
『お久しぶりですイストワールさん。その…すみません、ゼミの方が忙しくて。』
葉「ノワールの道具が気になって辞退した事を少し後悔しましたけどね…。」
ｼｬ「ノワールの道具？」
『ピエロの人が使ってた道具と…サージェさんの料理は気になりますね。』
ｲｽ「ピエロ…たしかマルカンタだったな。彼の道具は輻射加熱がある特殊鍋をジャグリングすることによって加熱を加えると聞いている。」
『ジャグリング…。』
ｼｬ「そう！通常の圧力調理を遥かに上回る加熱は繊細かつ美味だと言っていたよ。」
『輻射反射…なるほど、あのボールでなんで調理が出来たのか分かりました。』

ピエロ基マルカンタの料理器具の正体が分かり納得したAだったが決勝をの開始を待つ観客や他の執行官からすれば和気藹々と話す様子は異様であったが見知った者は数名おりAの姿に驚く。

喜「A嬢!?何故BLUEの会場に…!!」
水「A!?」
『あ、水戸と極星寮いた。』
ｼｬ「おや、連隊食戟の時に話してるのは見てないが…お友達かな？」
『(友達…)はい、友人…かも？』
吉「そこはハッキリ友達って言って欲しいんだけど!!?」
『んー…どちらかというと仲間って言った方が正しいかなって…。』
榊「！…ｸﾞｽｯ、Aがそんな事を言ってくれるなんて…。」
『え、嫌だったなら……ごめん。』
｢｢｢｢｢｢｢嫌じゃない!!!｣｣｣｣｣｣｣
『(ﾎｯ)なら…良かった。あと水戸、お肉ありがとう。凄く美味しかったよ。』
水「へへっ、Aが喜んでくれて良かった！何作ったんだ？」