un cuoco curioso⑭ (ページ23)

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【高等部2年】618 ページ23

『ぱっと見繋ぎ合わせのボールだけど…うーん、現地で見せて貰いたかった。』
葉「今さら辞退したの後悔しても仕方ねぇけどすげぇ気になる。」

辞退した事を少し後悔しながら中継を見ると軍服のノワールとWGOが審査し合格すると創真達も料理に入るがその4人しか調理に入れず合格したのも４人だけだった。

『半数から４人って落差が酷くない？』
葉「それだけノワールの実力が高いって事だろ。つーかさっき軍人っぽいノワールのはチェーンソー振り回してたな。」
『うん、用途は分からないけど女軍曹ってカッコいいよね。』
葉「そっちかよ。」
『そっちだよ。次はトーナメント戦みたいだけど時間掛かるって、どうする？』
葉「その間に飯食っとくか。今日はどうする？」
『うーん…さっぱり軽いの。』
葉「夏バテ気味だからダメだ。よしカレーだな。」
『何で聞いたの？』

次のトーナメント戦が始まるまでの間、テレビは第一の試練からのダイジェストを流し始めるがその間に夕飯にしようとAと葉山は調理室に向かい夕飯を作った。

葉「そういやえりなの方はどうなってんだ？」
『試練が免除になって明日のトーナメントからのスタートだって。』
葉「じゃあ今は会場で見てるだけか…。」
『あ、そうだ…お父さんにお母さんの事言った方が良いかな？』
葉「連絡して無かったのかよ、とりあえず言っておいた方が良いだろ。」
『じゃあ今電話しちゃおうかな。』

夕飯と摂った後Aと葉山はBLUEの中継はまだトーナメントが始まってらず手持無沙汰だったがまだ薊に真凪の所在を知らせていないということで電話を掛けるとすぐに電話は繋がった。

薊《やぁA、どうしたんだい？》
『お父さんあのね、お母さんの居所が分かったよ。』
薊《本当かいっ!!?》
『今WGOの最高執行官だって。』
薊《WGO…味に絶望したのに何故WGOに。》
『中継見てたんだけど…BLUEを開催してるのは"地球上に無い皿を創造する料理人を探すこと"だって。』
薊《何という理由で…なら今は日本にいるんだね？》
『うん、城郭でBLUEを開催してるから。あとアリスがお父さんの所に向かってるみたい。』

Aはついでの様に薊にアリスがアメリカに向かっている事を伝えると薊は不思議そうにした。

薊《何故アリスがアメリカに？》
『分かんない…今日発つって言ってた。』
薊《そうか、真凪の事が気になるが…アリスと会ってからだね。アリスは黒木場くんと一緒に？》

(辞退してちょっと後悔したニコイチ。)