un cuoco curioso⑭ (ページ20)

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【高等部2年】615 ページ20

部屋を出て15分程でAが戻るとまだ審査は残っており葉山もAと入れ替わりで風呂に向かい１０分程で戻って来た。

葉「ただいまー、審査の方は？」
『残ってる出場者が少ないからもう少しで終わるけど、表側は結構落ちたよ』
葉「タクミが合格してればそれで良いだろ。幸平と田所の方は？」
『さっきチャンネル変えてみたけど審査終わった後だったのかな、いなかったよ。』
葉「あいつらなら大丈夫だろ。で、お題は？」
『飼い主と食べれるペットのご飯と入院中のお爺ちゃんの最後の晩餐。』
葉「後者はまだ良いとしてなんだ前者のお題は…。」
『ワンコがめっちゃいた。』

葉山が風呂に入ってる間にAはチャンネルを変えて他の試練を確認した情報を伝えると離乳食というお題と同様に可笑しなお題に胡乱な顔をするがAは多種多様の犬に驚いたようだった。

『やっと第一が終わったけど、なんで城郭にコンビニがあるの？』
葉「似合わねぇ…おい、司さんいるじゃねぇか。」
『本当だ、ノミネートされてたんだ。』
葉「幸平達と合流してるがやっぱ合格してたな。」
『それは良いんだけどさぁ…ピエロと兎頭がいるんだけど？』
葉「…ノワールってやっぱ個々のキャラが濃いな。」

第二の試練はまだ始まらないが中継に映る創真達に合格したと一息つくが、合格したノワールの個性的過ぎる見た目にある種関心を覚えるがWGOの登場と試練の説明にやっぱりなと声を揃えた。

『コンビニ商品で100ドル以上の品…だからってコンビニ建てる？』
葉「やっぱぶっ飛んだ考えだったじゃねぇか、つーか本当に何でも有りだな薙切家。」
『この一年で何回言ってるのそのセリフ。でもコンビニ商品でかぁ…結構なんでも作れるね？』
葉「最近のコンビニ野菜や肉もあるし冷凍食品も多い、あの３人なら楽勝だろ。」
『意図によるけど大概何とかなるでしょ。』

早速ッコンビニで食材を調達し調理に入る創真や司を見ていると先に審査に入った創真の皿を見てAは溜息をついた。

『はぁー、あれは無理でしょ。』
葉「すき焼きうどんって、幸平のやつBLUEだってこと忘れてねぇか？」
『普通にコンビニ商品の活用って事しか頭に無さそう…。』
葉「俺だったらそうだな…フレンチのメインにするな。」
『私もフレンチかな、コンビニ商品だけでアッシェ・パルナンティエとかブランダードとか作れるし。』
葉「でもコンビニだと安物の赤ワインしかねぇだろ？」

(何でも有りの薙切家：納得(強制)する為の台詞。)