un cuoco curioso⑭ (ページ11)

今日:5 hit、昨日:27 hit、合計:5,614 hit

【高等部2年】606 ページ11

Aの言う通りタクミ達はAと葉山が普段から忙しいのは知っていたし以前夏の予定を軽く聞いた。
葉山の場合は食戟の予定もあるが、これ以上予定を増やせば無理をするのは明らかであり勿体ない気はするが無理強いさせずAのBLUEの辞退を納得した。

ア「まぁ残念だけど仕方ないわね、Aも葉山クンもゼミもあるし。」
黒「でもちょっと見てみたかったっすね…Aが容赦なく審査員を気絶させてあっさり優勝するところ。」
タ「他の参加者泣かせだな…。」
葉「むしろ出禁食らいそうだぞそれ。」
『一回優勝しちゃえば次のノミネートは無いけどね、そろそろ帰ろうか。』

片付けは既に終わり外からも創真達の騒ぐ声が聞こえなくなるとA達もコテージに戻ろうと海の家を出る。
Aと葉山はアリス達とは違うコテージの為玄関前で３人を見送ってから汗でべたつく身体を洗うとソファに雪崩れ込む。

葉「つっかれたー…。」
『流石に今日はヤバかった…。』
葉「合格金額の倍までいったのはちょっと笑っちまうけど、とりあえず腹減ったから飯にするか。」
『うーん…ご飯……。』
葉「A、食欲無いとか言わずに食えよ？」
『うぐっ…。』
葉「今日は何にするか…さっぱりしたものが良いな。(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ)」

疲労からか食欲があまりないAだったが葉山に目敏い言葉に図星であると顔で表すが葉山が何を作るか考えながらAを撫で、メニューが決まると二人でキッチンに入り調理をする。

葉「(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)ん、試作ながら結構良いな。」
『(ｽﾞｽﾞｯ)うん、美味しい。けどやっぱり牛肉の方が相性は良いかもね。』
葉「今日は鶏にしたからな、次は牛に変えてみよう。」

夕飯と言う試作で作った料理を分析しながら食べ、腹が膨れると今日一日の疲れが押し寄せてくるとAと葉山は眠そうな顔でキッチンを片し早々にベッドに潜り泥の様に眠った。

翌朝はこの日はAも珍しくけたたましく鳴るアラームに起こされ、今にも寝そうな顔で制服に着替え朝食を摂ってから遠月に戻った。

葉「ただいまー。」
『ただいまー…潤さん、どうしたの？』
塩「(ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ)……。」
葉「スゲー顔で固まってるな。」
汐「ブ…BLUEのノミネート…!!ﾊｯ…え!?いつ帰って来たの!!?」
葉「今だよ、つーかBLUEって…。」
『…これアキラ宛じゃん、良かったね。』
葉「なんで俺にまで…？」

(Aを抱えたままベッドにスライドインからのすやぁ…の葉山かな。)