【高等部1年】495 ページ50
学科試験も講習も問題無かなったというAの手には交付されたばかりの免許証があり、合格したぞAは葉山に免許証を見せる。
葉「おつかれ、遠月に戻る前にバイク買いに行くか？」
『ん、そうする。あ、ゼミ戻る前にスーパー行かなきゃ…。』
丁度必要な書類も揃っている為Aと葉山は免許センターを後にし以前葉山がバイクを購入した販売店に向かう。
候補に挙げていたバイクを滞りなくスムーズに購入し納車日が決まるとAと葉山はスーパーで買い出しをしてから漸くゼミに戻り一息つく。
『なんか…免許持ってるって良いね。』
葉「俺は完全に移動手段で取ったからあんま考えなかったな…。」
『合理的で良いんだけどね。免許が取れる年齢になったって大人に近づくみたいだなぁって思ったんだよね。』
葉「…何を根拠に大人って言えんのかは分かんねぇけどな。」
『あぁ…うん、潤さんや父さんみたいな大人もいるからね。』
葉「俺敢えて言わなかったのに言いやがったな？」
Aや葉山の周りにいる大人と言うのが正しいか曖昧な汐見と城一郎を挙げると流石に葉山も思っている事はあるようで半ばAと同じ考えを持っていた。
しかしそれを言った所で汐見のドジや城一郎の雑さは改善されないため考えるのはよそうと二人で頭を振った。
葉「(そうだ…)A、誕生日おめでとう。」
『ありがと。』
話題が帰るタイミングで葉山は先程買ったプレゼントを贈るとAは嬉しそうにしながら包装を解いていく。
『…ケース？』
葉「パスポートケース、中にパスポート以外にも身分証とか小銭とか色々入れられるしあった方が良いだろ？」
『本当、収納ポケットいっぱいあるね。首からも掛けられるし良いね。』
即決で買った物だったがAも使い易そうというと葉山は良かったと思いながらAの頭を撫でる。
『…？何かあった？』
葉「いや、特に無かったけど…単に落ち着くからってだけだ。」
『…猫じゃないからアニマルセラピーにはなんないよ。』
葉「Aセラピーか、良いな。」
葉山は自身限定で効くセラピーだなと良い顔で言うが、そもそも人でセラピーにならないと呆れながらも葉山が満足するまで撫でさせる。
(キリが良いのでいい加減進級します。)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水煮缶(プロフ) - 舞さん» 割とネタが無いとグダりますが楽しんで頂けて嬉しいです。番外編は纏まり次第＆本編が進み辛くなったら追々作ろうかと思ってます。 (12月11日 8時) (
レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - この作品面白いです。番外編でリクエストで夢主と十傑の先輩方と初めて会うお話が読みたいです。特に寧々先輩やもも先輩！あと先輩や四宮シェフと料理するお話も読みたいです！ (12月11日 0時) (レス) id: 04e22e07c5 (このIDを非表示/違反報告)
水煮缶(プロフ) - ミホさん» 拝読頂きありがとうございます。えりなと新戸からの呼び方でしたらあだ名を設定していますので【苗字、あだ名の設定】からあだ名を設定して頂くと可能となります。 (12月7日 12時) (レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - ニコイチの絡みは何度読んでも楽しいです！更新いつも楽しみにしてます。ですがえりなたちが主人公を呼ぶ時、名前が出てないんですが何故でしょう？ (12月7日 7時) (レス) @page48 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水煮缶 | 作成日時：2023年11月16日 0時
