【高等部1年】487 ページ42
月天の間に四宮の肖像画が飾られていたのはAも知っていたが当時はまだ実地研修前で天内兄弟を知らずどちらが一席だったか聞くと恒星も悠星も肩を竦めた。
悠「実は…元々僕が二席だったんだけど、席次を掛けて食戟してコロコロ席次が行ったり来たりしてたんだよね。」
恒「結局卒業式の直前までやっててな…結局引き分けで終わった事で仙左衛門殿が"どちらも一席として申し分無し"と俺等揃って月天の間に肖像画を掛けたんだ。」
『へぇ…。』
葉「双子で一席ですか…。」
『なんか…勝敗が決まらないのってお互いがお互いの半身だからって思えるね。』
え「待ちなさいA、それを言ったら私はまだAに勝てていないのだけれど!?それは私はAの半身に成れていないって事よね!!?」
深く考えず何となく思った事を口にしたAだったが予想外な事にそれはえりなに刺さり、違うと言って欲しと言うようにAの肩を掴み訴えると普段通りではあるがイサミも同じ様な事を言った。
イ「僕も兄ちゃんにはまだまだ勝てない事が多いし…半身っていうよりサポーターって言った方が近いかなぁ。」
タ「何を言ってるんだイサミ、俺達はメッザルーナと同じ半月だろ？二つの半月が揃ってこその俺達だって前にも言っただろ？」
恒「メッザルーナなんて珍しい物使ってるのか…。」
『今の遠月でメッザルーナを使っているのも使いこなすのもこの二人だけですよ。今度二人に食戟を挑んでみたらどうですか？』
葉「つーかタクミ、今メッザルーナはどうしたんだ？」
選抜での食戟でメッザルーナを奪われ創真によって手元に戻ったが創真に預けたメッザルーナの所在を葉山が問うとタクミは今は創真に預けてると言う。
タ「この間、メッザルーナを掛けた食戟をしたが…完封出来ず最後の最後で幸平に勝たれてな。その後も食戟をして勝ったんだが、幸平がもう一回と…。」
『…堂々めぐりしてる。』
葉「いつ終わんだそれ…。」
どちらが勝っても再び勝負をするタクミに呆れたAと葉山だったが会場中央の調理台から運営スタッフが撤退していくのを見て試合が始まろうとしている事に気付く。
『もう始まるみたいですよ。』
恒「なら行くか。」
悠「そうだね。てことで…二人共よろしくね。」
葉「全力で相手させて頂きますよ。」
会場中央以外の明かりが落ちA達は指定された調理台に向かうと司会である川島の実況と共に会場が湧いた。
(天内兄弟…これ以降出る気がしないですね。)
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水煮缶(プロフ) - 舞さん» 割とネタが無いとグダりますが楽しんで頂けて嬉しいです。番外編は纏まり次第＆本編が進み辛くなったら追々作ろうかと思ってます。 (12月11日 8時) (
レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - この作品面白いです。番外編でリクエストで夢主と十傑の先輩方と初めて会うお話が読みたいです。特に寧々先輩やもも先輩！あと先輩や四宮シェフと料理するお話も読みたいです！ (12月11日 0時) (レス) id: 04e22e07c5 (このIDを非表示/違反報告)
水煮缶(プロフ) - ミホさん» 拝読頂きありがとうございます。えりなと新戸からの呼び方でしたらあだ名を設定していますので【苗字、あだ名の設定】からあだ名を設定して頂くと可能となります。 (12月7日 12時) (レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - ニコイチの絡みは何度読んでも楽しいです！更新いつも楽しみにしてます。ですがえりなたちが主人公を呼ぶ時、名前が出てないんですが何故でしょう？ (12月7日 7時) (レス) @page48 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水煮缶 | 作成日時：2023年11月16日 0時
