【高等部1年】449 ページ4
葉「俺はAが美味いと言ってくれる品を作るだけだと…薊にもそう言いましたし、出会ってから今までの試作も含めてずっとそう思って作っています。」
神の舌が発現する前からAに美味だと言って欲しいと思いながら作った品はAは指摘もありながらも一言だけ美味しいか好きと言ってから黙々と食べる姿も脳裏に描いた事で葉山の顔は無意識ながら真剣さから一変し優しすぎる顔をする。
新「…A様の相棒が葉山で良かったと心底思ったぞ。」
葉「は？いきなりなんだ。つーか相棒なんて今更だろ。」
「同感どす。調理時にそう思いながら作ってA様も美味や言うんやったら心配はあらへんやろう。」
「そうだなぁ、いやはや…孤児とは聞いていたが良い子で何よりだ。」
葉「(やっぱそれも知ってたのか…)まぁ…それに関しては誰もが疑ってしまうのも無理はありません。」
新「そんなもの只の偏見だろう!?過去がどうであったとは言え今、私達が知る葉山は疑う余地なんて微塵も無いだろう！」
「そう自分を卑下するのは良い事ではない、誰かの為に思う事は人を育てるのだ。誇れとは言わんが、その思いは大切になさい。」
葉「ありがとうございます。」
孤児だったと偏見による言葉もなく幼い頃のAを知る理事達からまるで孫を見るような眼で見られる葉山は否定の言葉が無くむしろ受け入れてくれる言葉を素直に受け入れた。
一方葉山が理事に声を掛けるのを見て自身達がいたら聞きたい事も聞けないだろうとえりなと共に部屋から廻り縁に出る。
『で、さっきの話だけど…。』
え「向こうは必ず挑んで来るのよね？真面目を相手にしても時間の無駄ではなくて？」
『うん、時間も食材も勿体ないよ。だから受けても良いけど条件を付けようかなって。』
え「どんな条件かしら？」
『"十傑に勝ったら相手する"ってどう？』
え「十傑に勝ったら…？」
確かに十傑相手に勝利すれば相手のする価値はあるがとえりなは考えるが、それでは甘すぎないかと指摘した。
え「十傑に勝てるとは思っていないけど…相手が誰でも良いのなら少し甘くないかしら。」
『甘い？十傑相手……あぁ、勿論一席から十席まで全員ね？』
え「…成程ね、十傑の誰かでなく十傑という組織を相手にさせる訳ね。…なら席を降りた
三年生も含めましょう。」
『いいね、連絡は…任せた。』
(葉山の優しすぎる顔はAが美味しいという言葉とはにかむ顔を思い出すから無意識。問われても隠さず言うほどA一辺倒。)
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水煮缶(プロフ) - 舞さん» 割とネタが無いとグダりますが楽しんで頂けて嬉しいです。番外編は纏まり次第＆本編が進み辛くなったら追々作ろうかと思ってます。 (12月11日 8時) (
レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - この作品面白いです。番外編でリクエストで夢主と十傑の先輩方と初めて会うお話が読みたいです。特に寧々先輩やもも先輩！あと先輩や四宮シェフと料理するお話も読みたいです！ (12月11日 0時) (レス) id: 04e22e07c5 (このIDを非表示/違反報告)
水煮缶(プロフ) - ミホさん» 拝読頂きありがとうございます。えりなと新戸からの呼び方でしたらあだ名を設定していますので【苗字、あだ名の設定】からあだ名を設定して頂くと可能となります。 (12月7日 12時) (レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - ニコイチの絡みは何度読んでも楽しいです！更新いつも楽しみにしてます。ですがえりなたちが主人公を呼ぶ時、名前が出てないんですが何故でしょう？ (12月7日 7時) (レス) @page48 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水煮缶 | 作成日時：2023年11月16日 0時
