【高等部1年】470 ページ25
田所に聞く事もレディーファーストも無く一方的に生徒はクジボックスに手を入れ空気で舞い上がるクジを掴みクジの内容を読み上げる。
「カジカ…？」
田「(！やった、カジカだったら…)」
川"「お題は"カジカ"！東北や北海道で獲れる冬の鮮魚です！お題の食材はあちらからお取りくださぁい、では調理―開始ぃ!!」"
釣れたままの姿で台に置かれたお題であるも食材は普段授業にも出ない魚に慌てる生徒だが田所は使い慣れた食材であり良いものを選ぼうと食材が並ぶ台に向かって行った。
創「カジカかぁ…田所からしたらラッキーなお題だな。」
『確か…予選で鮟鱇捌いてたっけ？鮟鱇とカジカは共通点が同じだから問題無いというか…独壇場じゃないかな。』
ア「田所恵ちゃんはリョウくんと同じ港育ちで魚の扱いは心配いらない所か得意なお題よね♪」
葉「さっきのクズがレディーファーストでもしてればカジカなんてお題じゃなかったのかもしんねぇが…運も実力の内って事だな。」
『実力も無ければ運がないって…終わってるね。』
始まった調理を見ながらA達は田所ならこのお題で負る事は絶対ないと談笑していると、お題の品を先に手に取った田所を追い越し先に審査しようと処理の工程に手を抜く生徒にAは溜息をつく。
『…はぁ、今まで何を習ってきたんだろ。』
黒「あぁ…捌くのも雑、それに折角の肝を捨てやがったぞ…。」
葉「食品学でやっただろ…講師が泣くぞ。」
『無理でしょ、だってバカの集まりだよ？自分の得意料理で使わない食材なんて頭に無いよ。』
数名の生徒と田所の処理の差を見ながらA達は生徒の下処理に苦言を漏らしていると丁寧な処理にも関わらず先に調理に入った田所に下準備をする生徒はカジカを手にしながらも中傷を口にしていた。
黒斎｢｢『鮮度が落ちる…!!』｣｣
葉「(ハモった…)」
カジカの鮮度が手の温度で落ちると居ても経ってもいられないのかAと黒木場と斎藤が声を揃えるのを葉山はAの横で聞いていた。
田所が調理に入ると追い付こうと必死な生徒は鯵やサンマなどを捌く三枚おろしでは捌けないカジカに苦戦しながらも処理を終え調理に入る。
お題であるカジカにフレンチやスペイン料理に作る生徒に対し田所は鍋を作り最初に審査員に品を盛った皿をサーブしていた。
『カジカの鍋…カジカ汁っていうけど通称"鍋壊し"って言われる北海道の郷土料理だね。』
葉「鍋壊し…なめろうと同じ様な意味か？」
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水煮缶(プロフ) - 舞さん» 割とネタが無いとグダりますが楽しんで頂けて嬉しいです。番外編は纏まり次第＆本編が進み辛くなったら追々作ろうかと思ってます。 (12月11日 8時) (
レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - この作品面白いです。番外編でリクエストで夢主と十傑の先輩方と初めて会うお話が読みたいです。特に寧々先輩やもも先輩！あと先輩や四宮シェフと料理するお話も読みたいです！ (12月11日 0時) (レス) id: 04e22e07c5 (このIDを非表示/違反報告)
水煮缶(プロフ) - ミホさん» 拝読頂きありがとうございます。えりなと新戸からの呼び方でしたらあだ名を設定していますので【苗字、あだ名の設定】からあだ名を設定して頂くと可能となります。 (12月7日 12時) (レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - ニコイチの絡みは何度読んでも楽しいです！更新いつも楽しみにしてます。ですがえりなたちが主人公を呼ぶ時、名前が出てないんですが何故でしょう？ (12月7日 7時) (レス) @page48 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水煮缶 | 作成日時：2023年11月16日 0時
