【高等部1年】456 ページ11
タ「こう近くで見ると一層デカいな…。」
鶴「雌の猪は出産に備えて沢山蓄えているからより大きいし脂乗りも良いんだよ。」
『秋の猪も美味しいけど、冬は雌の猪が美味しいんだよね。』
葉「脂が全然ちげぇよな。」
メンバーが気絶させた猪の脚を縛ると解体の為に一度建物に戻る事になり数人がかりで猪を運ぶながら移動すると何処からか鳴き声が聞こえた。
「ギャーッ！」
『うわっ…え、何？鳴き声？』
水「ビ…ビビったぁ…。」
葉「…あれは…鹿？いや違うな…。」
鳴き声の方向を見渡すと木々の間から鹿に似ているがサイズの小さい動物がこちらを見ていたが初めて見る動物にAも葉山も首を傾げる。
鶴「あれはキョンだね、珍しいな…。」
葉「さっきの悲鳴みたいな鳴き声はあいつか…。」
『キョン…？あれって食べられるんですか？』
鶴「あぁ、台湾では高級食材として使われているよ。」
逃げる事無くこちらを伺うキョンを珍しそうに見ていたがキョンは何処かに行ってしまい、同じく見ていた鶴喰は後で罠を確認しなくてはという。
竜「へー、罠狩猟もやってるんすね！」
鶴「ウサギとかタヌキとか穴熊などの銃狩猟向きじゃない獲物用でね。」
今から見に行きたかったが今は気絶した猪がいる為、目を覚まさないうちに急いで建物に戻ると
吉野達は鶴喰から説明を受けながら見学しAと葉山は血抜きの作業を行う。
『…聞いた方が良いかな？』
葉「気にしなくて良いだろ、思いっきりいけ。」
『ん。』
特に注意することなくAは葉山から促されて事で躊躇い無く頸動脈を切り血抜きをし始めるが、司と水戸から大きな悲鳴を上げた。
司「ひっ…！」
水「うわぁぁあ!!おいAっ…やるなら一言言ってくれよ！」
『言ってもやる事は同じじゃん。』
タ「(ビックリした…)いきなりは驚くから一言言ってくれ…。」
水戸から文句を言われるAだったが水戸もこの後の工程が知りたかったのか文句もそこそこに血抜きの時間や最初に何をやるかを聞かれた事で血抜きが終わるまで時間を潰す。
落ちる血も少なくなり猪が最期に跳ねたのを見てAと葉山は手を合わせるとお湯を掛けながら毛を取る作業をすると鶴喰が説明してくれているのを見てそのまま最後まで解体を行う。
葉「…やっぱ、猪って捌くの苦労すんな。」
『重いから疲れるよね…。』
鶴「それでも解体しきるなんて凄いよ！これはこちらで熟成させてから皆の所に送るよう手配しておくね。」
吉「やったー！」
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水煮缶(プロフ) - 舞さん» 割とネタが無いとグダりますが楽しんで頂けて嬉しいです。番外編は纏まり次第＆本編が進み辛くなったら追々作ろうかと思ってます。 (12月11日 8時) (
レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - この作品面白いです。番外編でリクエストで夢主と十傑の先輩方と初めて会うお話が読みたいです。特に寧々先輩やもも先輩！あと先輩や四宮シェフと料理するお話も読みたいです！ (12月11日 0時) (レス) id: 04e22e07c5 (このIDを非表示/違反報告)
水煮缶(プロフ) - ミホさん» 拝読頂きありがとうございます。えりなと新戸からの呼び方でしたらあだ名を設定していますので【苗字、あだ名の設定】からあだ名を設定して頂くと可能となります。 (12月7日 12時) (レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - ニコイチの絡みは何度読んでも楽しいです！更新いつも楽しみにしてます。ですがえりなたちが主人公を呼ぶ時、名前が出てないんですが何故でしょう？ (12月7日 7時) (レス) @page48 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水煮缶 | 作成日時：2023年11月16日 0時
