【高等部1年】446 ページ1
Aの言葉に教務部の責任者らしき者は痛む額を抑えてたが更にそこから先程生徒から聞いた話を上げると部屋の空気は重くなった。
え「研修を受け入れて下さったお店を脅迫するだけでなく他の生徒にまで…！」
「えりな様、遠月の名を汚すような輩など今すぐ退学にすべきです。」
「そうです！それに親は提携企業との事、提携も切ってしまった方が宜しいかと。」
え「そうね、これ以上遠月の敷居を跨がせたくはないからすぐにでも切りましょう。」
『え…そんな今すぐ切り捨てるの？』
え「当たり前よ、Aだって迷惑を掛けられているでしょう？」
『そうだけど…あっさり切っても効果なくない？』
葉「話を聞くに、理由を言って切った所で逆恨みするようなクズだぞ？やるなら二度と料理界にいられない様に全生徒や審査に来る美食家達にも知られた上で食戟で潰した方が良いだろ。」
首を傾げながら問うAと今まで沈黙していた葉山の言葉に教務部や理事たちは公開処刑と言ってもいい提案に眼を開く。
え「Aと葉山くんに案があるなら採用しましょう。」
「えりな様！？」
「そ奴が退学を甘んじる可能性だってございますし、それに食戟になるかさえ…。」
『多分…というか絶対私かアキラに来ると思います。』
葉「あぁ。…授業より食戟と宣った奴が退学免除を掛けて挑んで来るのは火を見るより明らかです。」
Aも葉山も確信しておりその事をはっきりと伝えると理事達も私刑とは思ってはいたが結局は身から出た錆だという事実に提案を受け入れる事となった。
そこに生徒と提携企業の情報を集めていた新戸が戻り、Aは情報が纏められた書類を受け取り内容の眼で追う。
『…うわぁ。』
葉「どうした？……マジか。」
書類に記載されている提携企業の社名はAもよく知る大手食器メーカーであり、その商品は国内の有名ホテルや星付きの料理店でも愛用され更に生徒の親はどちらも料理人の経歴を持っていた。
葉「これはマジで親が可哀そうだな…。」
『親もだけど、中等部にいる弟の方が可哀そうじゃない？』
葉「弟いるのかよ…馬鹿兄貴のせいで後ろ指さされるのはなぁ…。」
『とばっちりもいいとこだよね。うーん…えりな、提携に関しては継続で良いんじゃないかな？』
え「可哀そうだからと同情してはダメよA。そもそも、親が甘やかした結果今回に至ったのだからケジメは付けて貰わないといけないのよ。」
(わぁ…いつ原作に入るんだろうか。)
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水煮缶(プロフ) - 舞さん» 割とネタが無いとグダりますが楽しんで頂けて嬉しいです。番外編は纏まり次第＆本編が進み辛くなったら追々作ろうかと思ってます。 (12月11日 8時) (
レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - この作品面白いです。番外編でリクエストで夢主と十傑の先輩方と初めて会うお話が読みたいです。特に寧々先輩やもも先輩！あと先輩や四宮シェフと料理するお話も読みたいです！ (12月11日 0時) (レス) id: 04e22e07c5 (このIDを非表示/違反報告)
水煮缶(プロフ) - ミホさん» 拝読頂きありがとうございます。えりなと新戸からの呼び方でしたらあだ名を設定していますので【苗字、あだ名の設定】からあだ名を設定して頂くと可能となります。 (12月7日 12時) (レス) id: ce3b36afc7 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - ニコイチの絡みは何度読んでも楽しいです！更新いつも楽しみにしてます。ですがえりなたちが主人公を呼ぶ時、名前が出てないんですが何故でしょう？ (12月7日 7時) (レス) @page48 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水煮缶 | 作成日時：2023年11月16日 0時
