un cuoco curioso⑩ (ページ36)

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【高等部】431 ページ36

黒「今から撮るんすか…？」
ア「今年最後なのだから記念よ！」
『思いっきりパジャマだけどね…。』
タ「パジャマパーティーだと思えば良いんじゃないか？」
『あ…そっか。』
イ「ふふふっ！年末パジャマパーティー！」
ア「良いわねそれ♪」

日付が変わるまで15分を切った事でアリスはスマホの位置を調整しながら全員が入る様にし撮影すると声が掛かる。

ア「じゃあ撮るわよ、…SigAppelsin(ｽｨｸﾞｱｯﾌﾟﾚｼｰﾝ)♪」
｢｢｢『何語…？/だ!?』｣｣｣
黒「…デンマーク語だ。」
『急すぎてビックリした…。』
イ「絶対変な顔になってるよー。」
葉「もう一回だな。」
タ「あぁ、ちなみに何て言ったんだ？」
黒「"はい、オレンジって言って"って意味だ…。」
ア「ふふっ…うふふふっ！」

A達はデンマーク語での写真を撮る時の掛け声を聞いていると突然アリスが笑い出しどうしたと顔を向けるとアリスも自撮り棒を掲げたままこちらを向いた。

ア「今のね、写真じゃなくて動画なのよ♪」
『動画…。』
葉「今までの会話全部入ってんじゃねぇか！」
イ「ていうかまだ撮影してるでしょー！」
タ「完全に写真だと思っていたぞ…。」
黒「お嬢…俺なんも聞いて無いんすけど…。」
ア「言ったらリョウくんバラしちゃうでしょ？でも面白かったわ♪」

悪戯が成功したのか笑って満足したのかアリスは撮影を止めカメラモードに変えると漸く写真を撮ろうと再びスマホを掲げる。

ア「今度はチーズにしましょう、じゃあ撮るわよー…はい、チーズ！」

アリスの掛け声にAピースし葉山はAを引き寄せ寄り添い、タクミとイサミは肩を組み、アリスと黒木場は特にポーズはしないままスマホで撮影するとアリスは確認しようとスマホを降ろし炬燵机にスマホを置く。

タ「全員綺麗に撮れてるな。」
ア「ふふっ、後でグループにあげておくわね！」
『お国柄が出てるのかな？ペアでポーズが違うね。』
黒「日本はピースサインだよな…、海外行くときは止めといた方が良いぞ？」
葉「海外はハンドサインが多いし意味もちげぇからな。」
『写真撮る時って無意識でピースしちゃうんだよね。』
イ「そうなんだぁ…、イタリアは問題無いけどフランスとかではしない方が良いよー？」
タ「特にギリシャはタブーのハンドサインが多いから気を付けた方が良いぞ？」
ア「デンマークでも日本ではOKの意味でもデンマークでは違うわ。」

(原作年代的に自撮り棒あるはずだけど今はあるのか…？)