【日プ１】produce101Japan BOYS and GIRLS【JO1】 (ページ31)

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28話ページ31

グループが決まって、リーダー,センター決めが始まった。

『リーダーやりたい人いる？』
「Aねぇがやりたくないならアタシやるけど、嫌じゃないんならAねぇがやってよ。」
「うちも賛成！やってやミヤねぇ！」

みんな私にやって欲しいと推薦してくれたから私がリーダーを務めることになった。今回はセンターやらずにリーダーに専念したいとみんなに伝えた後、誰かやりたい人いるか聞いた。

「あの…瑠奈、やりたいです。みんなが瑠奈に任せるの嫌じゃなければ…。」
『いいじゃん！サポートするよ？みんなはどう？』
「ええと思う！うちはセンターやなくてええし、ミヤねぇ以外がやんなら瑠奈ちゃん一番似合う気ぃする！」

スムーズに決まって練習が始まった。

『振りもフォーメンションも今日中に考えるから、明日一緒に細かい修正考えてくれないかな？私はこれから考えるから今日は原曲を覚えてサビの振りだけ覚えてほしい！いいかな？』

そう言って今日の練習は解散になった。そして私はタブレットを見ながら中庭で振りを考え始めた。結局この日は振りを完成させフォーメーションを大まかに決めるだけで時間が過ぎ、殆ど寝ずに翌日の練習に出ることになった。

『一応振りを考えてきたんだけど、直した方が良いところとか、こうしたいっていうのがあったら、より良いものにしたいから歳上とか気を遣わないでバンバン言ってね。』
「はい！」

考えた振りを皆に教えて踊りながら、ダンスの雰囲気を見てフォーメーションの修正をする。今日の先生に見てもらうレッスンまでには振りを教えきってフォーメーションを決定したいと思いつつ練習を進めていった。

「じゃ、とりあえずできたところまでで良いから見せてもらおうかな。」

振りを入れ終わった辺りでレッスンの時間が来て、来てそうそうA-NON先生にそう言われた私たちは、瑠奈ちゃんをセンターにして音楽に合わせて踊る。皆覚えるのが速くて振り自体は頭に入っているみたいだった。

「振り考えたの誰？」
『私です。』
「かっこいいけどこの振りについていけてない。メンバー的にダメだよ。」

振りのかっこよさに対して力強さが全然足りてない。男性グループの激しい曲踊るのに、この弱さじゃ曲に対して浮いてしまう。と厳しいことを言われてしまった。

『どうしても女性じゃ出しきれない力強さをカバー出来る振りを考えたつもりだったんですけど…。』
「そうだね、けどその分カバーし切れない所が凄く浮いて見えるよ。」